カシラーナカ
▼幹部会議
先々週の早朝、消防団の我が部の部長が自宅にいらっしゃって、1枚の紙を私に渡していかれた。紙には「幹部会のご案内」と書かれてある。キター!召集令状、赤紙だ。私が班長になって初めての幹部会。案内の最後にはご丁寧に「新任の班長は必ず出席のこと」と脅迫めいた注意書きまで記されている。
幹部会…。それは弱肉強食の消防団組織の中、死屍累々を踏み越えて幹部まで駆け上がってきたツワモノどもが阿鼻叫喚の地獄絵図を繰り広げる戒厳令の下、徹底的な思想弾圧が行なわれ、腐った精神、怠惰な日常、優柔不断な性格や弱い心を完膚なきまで叩きのめして排除する、恐怖政治にも似た究極の秘密集会…と私は思い込んでいる。私のようなリアルのび太君は真っ先に抹殺されるに違いない。ガクガク、ブルブル…。
実際、以前に誰かから「幹部会に初めて出た人は、日本酒をバケツでイッキ飲みするのが消防団の伝統」と確かに聞いた覚えがある。ただでさえ消防団は明確な命令系統の上に厳格な縦社会を確立している。その中枢をなす幹部会では何をかいわんや、糞をしろと言われたら捻り出さなければならないし、糞を食えと言われたら必ず手洗いをしてから「いただきます」を言わなければならないのだ。あぁ…。
そんな絶望的な気持ちで迎えた昨日、ついに幹部会開催当日がやってきた。
…っつーか、いたって普通の穏やかな会議と懇親会でした。よかったよかった。そういえば、「日本酒をバケツでイッキ…」と私に教えた人は、確か酒屋さんだったような…。
画像 (小 中 大)
2006.04.17:カジヴァーノ埋立地
[2006.04.19]
あれっっ!? (うめなお)
[2006.04.19]
もー、最高裁判所ものです!! (ハンチョリーノ埋立地)
[2006.04.18]
もー、最高です!! (うめなお)
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