山形和傘
昨日は、山形市文化遺産塾へ。 山形でただ一人の「山形和傘」の職人・古内清司さんのお話をお聞きしました。 「山形和傘」は約230年の歴史があり、 最盛期には山形近郊で100軒を超える和傘業者が店を構えていたとか。 それが今では、洋傘の普及とともに古内家だけになってしまったそうです。 日本ならではの繊細な技と粋から生まれた「山形和傘」。 雨の日にさしたら、きっと雨音も優しく聴こえて、雨の日が好きになりそう。 3代目で、お祖父さんやお父さんの技を受け継ぎ、 「山形和傘」の伝統を守ってきた古内さんのお話をお聞きして、 伝統文化は、自然に「残る」「伝わる」ものではなくて、 先人の技や思いを「残す」「伝える」人がいてくださるからこそ、 受け継がれていくものだと実感しました。
2017.07.24