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明日から使える!面接官実践トレーニングセミナー【セミナー開催報告】

  • 明日から使える!面接官実践トレーニングセミナー【セミナー開催報告】

普段面接官として関わっている方を中心とした20名を対象に実施しました。(中にはこれから起業したいという個人の方も・・・!)

会場は酒田市役所から少し歩いた中町庁舎にある酒田市雇用創造協議会」。コンクリート打ちっぱなしのちょっとお洒落な雰囲気のある会場でした。

”面接”というと、「基準に満たない人を落とす」という意識に向きがちですが、採用環境が厳しい中では、「落とす面接」ではなかなか採用できません。
かといって、面接対策を充分に行ってきた学生や応募者を前にして甘い面接をしてしまうと、「面接時はいい人だと思ったけど、実際に採用してみたらウチに合わない人だった。騙されたような気になった。」ということになってしまったという声もよく聞きます。

昨今は「面接試験をパスするためのテクニック」を伝えるようなセミナーも少なくありません。そんなテクニックだけを身につけて入社しても、本当に幸せになれるとは思わないのですが・・・。
そんな状況において「いかに応募者の本当の姿を引き出すか」が面接の一番の肝になります。

面接の方法において「絶対の正解」は無いのですが、各社における妥当解を導くヒントになるような内容を実施させていただきました。
参加者の皆様からは、以下のような感想を頂戴しました。

◯面接に対する今後の取り組み方が変わる、とても良い経験をさせていただきました。
〇今まで考えていたものと全く違っていたので、大いに参考になった。
〇これを知る為にこの質問をするという、裏付けのある質問が、目からウロコでした。
〇面接でやってはいけない事など知る事ができた。
〇今まで考えていたものと全く違っていたので、大いに参考になった。

ワークやロールプレイングを通して、すぐに活用できるイメージを持っていただけたのではないでしょうか。

「企業と人がお互いをより良く理解するための場」という意識を、企業側も応募者側も持っていただくと良いなと思います。みんながそういった意識で面接に臨むようになれば、こういったセミナーのご相談も無くなるかもしれません。

いつか、「あ~、昔はこんなセミナーもあったよねぇ」とみんなの思い出話になれば良いな、と思ったり(^^;

そんな日がくるまで精一杯私がやれることをやっていきます。

仲間を知る!自分を知る!働く視野を広げるキャリアセミナー【セミナー開催報告】

  • 仲間を知る!自分を知る!働く視野を広げるキャリアセミナー【セミナー開催報告】

20154の週末、山形市内を一望できる場所にある宿泊施設の大会議室を会場に、「仲間を知る!自分を知る!働く視野を広げるキャリアセミナー」を開催しました。

 

今回は山形県内にある某企業様のご依頼。事業所が離れていて交流があまりないので、研修を通して他の事業所の社員同士の交流を図りたいというご相談でした。

 

年齢もバラバラ、経験もバラバラ、学歴もバラバラの多様な皆さんに対して、交流を深めながら日々の業務のお役に立てるような内容ということで、「キャリア」をテーマにしたワークショップ型の研修を実施することにしました。

 

参加者は全部で69名、15グループに分けての実施。普段接触の無い人同士、男女・年齢もバラバラなグループで、開始当初は皆さんかなり緊張の面持ちでいらっしゃいました。

アイスブレイクの自己紹介ワークを始めるとすぐに打ち解け始め、和やかな雰囲気となりました。

 

ワークが中心で、ほとんど講義らしい講義はなかったのですが、ワークの中から「他者との関係性」や「自分らしさ」など、それぞれに気づいたことをたくさん持って帰っていただけたのではないかと思います。

 

2時間半の研修は、あっという間に時間が過ぎ、帰る際には皆さんニコニコと楽しそうにお話をしながら会場を後にされる様子がとても印象的でした。

 

なにはともあれ、研修が終わって生き生きとお帰りになる姿を見るのはとても充実感を感じる良い瞬間です。

数字の見方で世界が変わる。

 

 

4月4日のネットニュースで、こんなタイトルの記事を見つけました。

『新卒採用基準「厳しく」過去最低8.2% マイナビ調査』

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150404-00000007-asahi-bus_all

 

朝日新聞からの記事でしたが、タイトルを見て、どんな印象でしょうか。

一瞬、就活が楽になるような印象を持たれたのではないでしょうか?

 

「新卒の採用基準を厳しくするところが過去最低なんだな」と捉えるのが一般的だと思うのですが、なんとなく採用基準がゆるくなったような印象を受ける書き方ではないでしょうか?

 

元のデータもあわせて見ると、こんなことが言えるように思います。

 

◯採用環境が厳しくなると多くの企業が予測する中でも、さらに採用基準を上げる企業が少なからずいる。

 

◯採用環境が厳しいと予測していたとしても、ほとんどの企業が就職氷河期の頃の厳しい採用基準を踏襲している。

 

こんなことをふと感じたので、こんな記事を書いてみました。

「採用難でも採用基準は甘くならない」

 

学生の皆さん、大変でしょうが頑張ってください。

人事の皆さん、スケジュールも短くなってお忙しいと思いますがどうぞご自愛ください。

良いご縁がたくさん生まれると良いですね。

まみがさきMG 第51回 【セミナー開催報告】 

  • まみがさきMG 第51回 【セミナー開催報告】 

2015年初のMGMQ戦略ゲーム)を、山形市の協同の杜JA研修所にて3月13日~14日の2日間で開催しました。

13日は名残雪の降る中での開始となりましたが、初心者の方、ベテランの方が入り混じった2卓での開催となりました。

MGは2日間かけて経営と会計を学ぶ経営シミュレーション研修です。立派な経営計画を立てても、他の競合の動きによって、上手くいかないとき、上手くいくときがあります。たった1つの意思決定が大きく結果を左右することもあります。実際の経営も同じです。

失敗した時、成功した時、「なぜそうなったのか」を振り返ることによって、大きな収穫を得ることができます。実際の経営では倒産はできない(倒産したら大変!!)ですが、MGではいろいろシミュレーションをして、「どうすれば倒産するのか」限界を知ることもできます。

 

今回の講義では、MGが企業の人材育成にどんな効果を発揮できるのかについて触れました。MGはとにかく行入(ぎょうにゅう:まずは実際にやってみる)を大事にしていますが、実行してみた後に何が起きているのか整理しました。

 

なぜMGをやるのか?

なぜ何度も繰り返すのか?

ぜひ皆さんに一度体験していただきたいと思います。

 

【参加者の声】

・教育研修におけるMGの位置づけ(MG中心にすえ、周囲の課題は専門的に)が理解できた。

・2日間のセミナーの中で、資金繰りや戦略意思決定のタイミングが重要であることが理解できた。参加者みなさんからとても親切に教えていただき、緊張しながらもとても楽しい2日間でした。

・会社を成長させるのがこんなにも難しいとは思わなかった。いつか、会社を支える戦略人になりたい!!

<一部抜粋>

 

次回は5月15日(金)~16日(土)の2日間、山形市内の「あこや会館」にて開催予定です。

研修の詳細やお申込みはこちらから

新入社員の早期離職を防ぐ「職場定着」支援セミナー【セミナー開催報告】

  • 新入社員の早期離職を防ぐ「職場定着」支援セミナー【セミナー開催報告】

新卒社員の、入社3年目までの早期離職の割合は、俗に「7・5・3(中卒7割、高卒5割、大卒3割)」と呼ばれる状況が長く続いています。

キャリアアップやライフスタイルにあわせて、2社3社と転職することも驚くことではなくなっていますが、それでも入社して仕事を覚える前に退職してしまう早期離職は、企業の人材戦略においても、個人のキャリア形成においても、双方にとってできれば防ぎたい問題です。

そんな背景がある中で、2月24日(火)、ご縁があって宮城県主催の「職場定着支援セミナー」に登壇させていただきました。

幅広い業種から27社31名にご参加いただき、活発な意見交換を行い熱のこもったセミナーとなりました。

今回のセミナーは、3つの構成で進めました。
1.早期離職の原因の探求
2.採用プロセスの見直し
3.自社でできる予防策

1については、早期離職の問題を取り上げると、「若者が打たれ弱いから」「世代が違うから」など、ステレオタイプに原因を捉えて「しかたない」と思考停止状態に陥ってしまう状況がみられます。
「しかたない」と済ませて、3割が退職する想定で採用するという悪い循環から脱するために、「自分ごとと捉えて退職理由を探る」ワークを実践し、思考停止状態から視点を広げていただきました。

2については、入社前のイメージと入社後のギャップによって発生するリアリティショックと、その対策としてのRJP(リアリスティック・ジョブ・プレビュー)についてご紹介し、「定着するための採用情報の提供」という観点で自社の業務を見直していただきました。

3については、各社の参加者が一体となって、早期離職を予防するためのアイデアをたくさん出していただき、シェアをしていただきました。

テーマ自体は明るいものではないのですが、参加者の皆さんの、前向きに問題を解決しようという意欲が会場全体に溢れていて、充実したセミナーになりました。

実施後のアンケートを拝見させていただくと、特に「自社でできる予防策」については、参考になったとお答えいただいた方が多く、私としても自社での実践に結び付けられる内容となってよかったなと思っています。

また、このセミナーの内容を各社内で実践していただいて、全社的に新入社員の定着を高めていただければありがたいと思いました。

企業にとって新卒採用が難しくなっている今だからこそ、闇雲に数を追う採用活動をするのではなく、新入社員一人一人をしっかりと定着させて一人前に育てることを考えた採用活動を行っていただきたいなと思います。

 

参考 厚生労働省 新規学卒者の離職状況(平成 23 年3月卒業者の状況)