思うようにはいきませんね

10月19日(月)  晴れ   気温上昇 暖かい

 

8時30分から、お隣の集落の家の屋敷神様のお祭りに出かける。

出かける前、別のお宅から電話あり。

なんと、伺う時間をダブルブッキングしてしまっていた。。。

謝って、1時間遅れで伺うことにさせていただいた。

どうも、昨日の日程で頭がいっぱいになっていたようで、本当に申し訳なかった。

 

さて、初めのお宅では、裏山の小高い場所にある祠でご祈祷。

毎年同じ月日に伺っているのだけれど、今日はとびきり穏やかなお天気の中でお祭り。

周囲の木々はすっかり紅葉している。

祠の後ろに赤い実をつけているのはマユミの木のようだけれども・・・。

 

お茶をいただいて、ここでも昨日のマラソン大会でのハプニング話!

規制箇所に立って指示を出している人に、「○○に行きたいのだけれど、ここを通れないとすればどう行ったらよいのか?」と尋ねても全く判らず、苛立っったという。

そうだろうなぁ、という話で、判っちゃいるけど、大きなイベントをはじめるのって大変なことだ。

 

さて、9時30分より、さらにお隣の集落のお宅に伺い屋敷神様のお祭り。

普段からお世話になっている方でもあり、私のミスを赦していただき、変更を承知していただいたお宅でのお祭り。

ここで、ご祈祷後に遅い朝食を(^^;ご馳走になった。

 

続いて、11時より、米沢市街地のお宅での屋敷神様のお祭り。

こちらにも、遅れていくことになってしまい、大変ご迷惑をおかけしました。

13時に帰路につき、帰宅。

 

 

一息ついていると、檀家さんより電話があり、訃報。

15時半過ぎに伺うことになった。

80代の男性の方で、お元気でいらしたのだが、お盆前から体調を悪くさて入院なさっていた。

お元気な頃は、お寺の屋根の雪おろしなどもお願いしたり、お世話になり、春先の連休中のご法事でもご一緒させていただいた。

合掌

 

どうも気候のせいであろうか、お亡くなりになる方が多いようで、斎場の火葬場の日程もだいぶ立て込んでいる。22日のご葬儀となった。

 

 

 

 

 

10月20日(火)  薄曇り  時々晴れ  風やや寒い

 

入田沢出身で、もうかなり以前に里と市街地へ移住なさった方から、ご相談があった。

入田沢地内にある墓地の中に、その方々のお墓があり、そこに建っている石塔が倒れたまま放置されたままなので、これを何とか片付けてきれいにしたいとのこと。

何の石塔かはよく判らないのだが、大きなもので長らく放置されているとのこと。

 

その墓地管理者は私どものお寺でなく、入田沢のお寺さまでいらっしゃるので、そちらにご相談の上、供養して片付けをなさったらいいのでは、と申し上げた。

そしたら、先にそちらにお話をされて、墓石ではないので、こちらにお願いするように言われたということだった。

それではということで、今日時間を見計らって、先ずどういった石塔なのかを見てきますということにした。

 

私の母親が昨夜転んだらしく、痛いので骨が折れていないかどうか、医院へ行くということで、私の姉が連れて行ってくれた。(結果、骨には異常がなかったようだ)

 

午前中に、私の住まいから10kmほど先の墓地へ行った。

その墓地は10軒ほどの家のお墓があるのだが、地元の集落に残っている人はもう誰もいない。

しかしながら、想像以上にきれいに手入れされている墓地である。

その中には、米沢地方独特の万年塔と呼ばれているお墓がきれいな形でいくつも残っていた。

直江兼続がこれを発案して作らせたという説がある。
敵が攻めてきたときなど、一大事にはこの石塔を積んで盾にするように考えられているとか。

 

さたさて、その石塔は・・・。

30㎝四方、或いはもう少し大きいように見える石塔が倒れている。

一人の力ではとても動かせるような重さではなかった。

文字が書いてある碑面がわずかにのぞいている。

頭には「キリク」という梵字が彫られているようだ。

その下には「百萬遍・・・ 」というところまで、なんとか読める。

これ以上は、石を持ちあげないと見えない。

 

これから想像するに、南無阿弥陀仏を百萬遍お唱えしたという供養塔ではないかと考えられる。

とすれば、特定の個人のための墓石ではないだろうと思う。

 

その旨を相談者にお伝えし、供養や祈祷を行うようにし、日程などを確認したいと思う。

 

しばし、この墓地に佇んでいた。

私が約30年前に田沢に戻って来て、お寺のお勤めを始めた頃は、このうち何軒ぐらいあったっけなぁ。

5軒に住んでらっしゃったがなぁ。

お日待ちというご祈祷と、山の神様のお祭り、お不動さまのお祭りなどなどで、たびたびお邪魔して若僧を相手に、皆様はいろいろ教えて下さったり、お世話になったもんだっけ。

 

お墓の墓碑銘を見て、あぁあの方が亡くなってこんなに経ったがぁ、歳を見てまだ七十代だったんだなぁとか、思い出してきた。

菩提寺は全て戸長里のお寺さまなのだが、大荒沢のお不動さまの講中、或いは祈願所としてじつに親しくお付き合いいただいてきたのだなぁと、改めて感慨を深くした。

 

 

午後やや遅くなってから、万世の桑山へ行く。

昨日お届けしたお札の名前が間違っていたとのことで、お詫びがてら伺ったのだ。

そうしたら、今日収穫したばかりだという、大根とキャベツと南瓜を頂いた。

かえって、申し訳なかったが、ありがたく頂戴した。

 

 

今日、お寺の建物の雪害で破損した部分の補修工事が終わったとのこと。

来るまで時間かかったけど、取りかかったら早いこと。

あちらこちらで、降雪期を前に、間に合わせなければならないため、だいぶ忙しそうである。

とりあえす、一安心である。

 

 

 

 

 

10月21日(水)  晴れ

 

今日は明日のお葬式の準備である。

 

じつは、今日と明日を、家族で群馬県に住んでいる伯父の家に行くということで、相方も休暇を取っていたのだった。

お寺ならではの事情ですから、やむをえません、旅は延期した。

休みの相方は、娘を連れて公園へ遊びに行った。

事情が良く判らない娘は、とりあえず、母親と一緒にお休みということで大喜びである。

 

明日のお葬式の準備はおおよそなんとか終えた。

明日も晴れるとよいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015.11.12:dentakuji:[なあまず日記]