草木塔との語らい 2015

7月11日(土)  晴れ  暑い暑い!

 

今日は、おいたま草木塔の会が主催する「草木塔との語らい 2015」。

私の役目は、30分ほどの講話と草木塔見学の案内人なので、早起きして準備。

 

スタッフは8時30分に田沢コミセン集合し準備。

9時からの受け付け開始なのより、早くも参加者の方々が到着している。

そして、今年は山形大学の学生さん11人と先生が3人、山形市から授業の一環で参加される。

予定の9時半までに到着し、開会。

開会行事の後の約20分、簡単な草木塔に関するお話しをさせていただいた。

作谷沢のの吉田さんから頂いた草木塔の石塔を持参してのお話し。

 

リュックに背負ってヨッコラショと運び込むと「自分の墓石を背負って来たみたいだな!」と冷やかされてしまった(^^;

高さ30㎝、直径10㎝程度の石塔でも、どれだけ重たいものか感じてもらいたいと思うのだ。

 

いやぁ好い天気になった、というより暑い!

バスに乗って塩地平 → 白夫平 → 道の駅田沢 → 神原 → 大明神坂 → 上中原 → 大代原(簗沢) と予定より多く回って、12時30分に田沢コミセンに到着。

はたして、どれだけ興味を持ってもらえるのかと心配していた学生さんが、移動するたびに石塔の見方が前のめりになっているような感じがして面白く、よかったなぁ。

参加した学生さん達の所属学部は様々。

私たちの学生時代で言うところの一般教養の単位科目ということで、農学部・教育学部・文学部・工学部と数人ずついるのも面白い。

中に、フィンランドからの留学してきている女性もいて、後半の放談会も楽しみ。

 

 

お昼は、コミセンホールで、コミセンスタッフの方々などの手づくりの昼食が振る舞われた。

ばんだい餅と山菜汁と漬物。

ばんだい餅は、昔 山で泊まりがけの木を切りに行っていた男衆が、ご飯を木の切り株などで練って(搗いて)餅状にしたもの。

山菜汁はミズナと塩くじら汁。

 

その昼食タイムには、毛利治郎さんという山口県在住のシンガーソングライターが作った『草木塔の詩』という楽曲に、松本きよさんという踊りの先生が振り付けをしたのを、なでしこ会の皆さんが踊って披露してくださった。

なんともいえぬ、マッチしているのかミスマッチなのかわからぬが、とにかくそれぞれ持ちネタを出してのおもてなし(^^;

 

裏方で支えてくださる方々がいて、こういう催しができるわけです。

 

午後からは、交流放談会とい今回初めてする試み。

昨年まではシンポジウムや講演会を開催してきました。

出来れば学生さんを含む、多くの参加者に思いや感想を語ってもらいたいということで、高橋さんの話の取り回しで約1時間半。

フィンランドからの留学生さんが「どうして、こんなに草木塔というものに惹きつけられてこんなに人が集まるのだろう?とても不思議に感じました」という感想が面白い。

本当にその通り。

私たちの心の中には、意識の底に草や木に対する思いが、なにかしらあるのではないか。遥か昔から形成されてきたものが受け継がれているのではないのかと感じるのです。

 

草木塔の建立理由はきっと一つじゃない、と山大の先生もおっしゃっていました。

私もそう思います。

江戸時代の草木塔と平成の草木塔は違う、というところもあるかもしれませんが、きっと共通点もあると私は思っています。

 

学生さん達は15時で、帰路へ。

とても良い刺激になりました。

 

引き続き、草木塔の会総会を開催。

その後は、懇親会。

田沢育ちで、現在は米沢市内に引っ越していらした先輩方4人がここまで初参加してくださったのが嬉しい。

ちょうど、定年された年代の方々で、入会もしてくださった(^^)

 

無事に片付けも終えて、18時30分に帰宅。

 

いやぁ、心地よい疲れです。

 

 

 

 

 

2015.08.04:dentakuji:[なあまず日記]