まず一歩

6月23日(月) 晴れ

 

素晴らしく晴れ上がり、すがすがしい空気。

 

午前中は、一昨日に急逝されたTさんのお葬式。

もともと入田沢に在住されていた方なので、洞松院さまが菩提寺。

伴僧として葬儀のお勤めをさせていただいた。

悲しいのだけれど、あまりにも突然この世から去ってしまわれ、あっけにとられ呆然としている、というのが正直な感覚である。

Tさん、今までお世話になりありがとうございました。

 

 

さて、Book Book Okitama の企画に協賛して実施するよりみちイベントが、いよいよ翌日に迫ってきた。

 

午後からは、もう、待ったなしで準備をしなければ。

想定人数は、来客として30~40人。 ワークショップ参加者は5人ぐらいかなぁ・・・ということで買い物をしたり、頭の中で本棚の配置などを考える。

お寺の奥に眠っている書棚を引っ張り出してお掃除。

このたびのイベントでどうしても引っ張り出してきたかった棚なのだ。

なかなか進まぬ準備ではあるものの、思わぬ掘り出し物や好運にも恵まれたり。

奈良県の山中のお堂に行っている、講師のNさんは無事にお山から帰ってきただろうか?

心配は尽きないのだが、できるところまでで終了。

 

 

 

6月24日(火) 曇りのち晴れ

朝方は風が涼しい、と言うより寒いぐらい。

お天気は良さそうだ。

 

早起きして、お掃除 外のテントとテーブル設営 本棚の設置 本をはこんで と、ちたぱたしているうちにあっという間に開始予定の10時近くになっていた。

注文していた品物も届けてもらい、あとは・・・人が来るのだろうか(^^;

本を見つくろいながら、本棚においてゆく。

 

50冊ぐらい入るレトロな本棚を四つ置き、あとは、常設している玄関の本棚などを含めて6つの本棚になる。

あとは、来た人のリクエストに応えて、本棚を作っていこうということに。

これで、500冊ぐらいだろうか。

 

午前中は5~6人ぐらいの人がみえられた。

そして、心配していた講師の新井田さんは無事にお昼頃に到着。

昨夜は、夜中十二時頃に会津若松に帰って来て、何とか布団の中で寝られたとのこと。

 

午後2時からの彼によるお話とワークショップは8人の参加者。

パーリ語経典の本の成り立ちから、お経の本になるまで、興味深いお話を面白く語っていただいた。

実際に版木を刷る時間が足らなくなってしまったものの、その面白さを感じていただけたと思う。

 

 

なんとか予定時間の午後6時になり、終了。

お出でくださった方は20人ちょっと。

この平日に、よくお出でくださったと感謝。

今まで温めてきた企画をいくつか組み合わせての実施。けれど、その準備が思うようにカタチにならないというもどかしさがあった。

お隣のAさんが、昨年から取り組んでいる「木イチゴ」を使ったジュースを出して参加していただいた。

このような人と繋がっていくことが大切なことだろうと思う。

最初の一歩。私の準備の遅れやPRが足りないこともあり、反省。

それでも、一歩踏み出したことに意味があるはず。

お出でくださった皆さん、講師の新井田さん、協力いただいた方々、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

2014.07.02:dentakuji:[なあまず日記]