枕木と電柱での家作り
伊藤孝博:著(連合出版 1985年)
家を建てるのは一生のうちの一大事。
男の(女性もかな?!)夢、でしょうかね。
それを、自分で建てるとなると、一層ロマンがある。
終の棲家(であろう)家を自らの手で建てようと志し、その顛末を記している。
じつは、この著者は私が住んでいる地区の、もっと奥の集落に家を建てたのです。
縁あって、その地を得て、家を建てて家族で引っ越してきて、この本が出てからすでに25年経った。
その家は、その後も増築や改築を繰り返し、もちろん、現在も在住である。
現在建っている山裾よりもさらに奥へ建てようとしていて、周囲の反対もあり、不本意ながら今の場所に建てたこと(それでも、道路からはだいぶ離れている^^;)。
その当時、著者がスーパー爺ちゃんと呼んでいる強力な助っ人との交流も楽しい。
屋根から転落したり、失敗や計算違いのエピソードなどもあり。
いやぁ、自分が住む家を時間をかけて作っていくって、なんて贅沢な楽しみだろう。
再読して、ムズムズと好奇心が動きだしてくるのであります。