ご精進

季節の変わり目、という感じがます。
今朝は蝉の音が聞こえません。

一昨日まので身体の不調感がなくなったのは、台風が遠のいていくのと関係があるのかなぁなどと考えてみる。
それにしても、紀伊半島をはじめとして、関西周辺の台風の被害が酷い。
今年は自然の猛威を感じさせられる年だ。



昨日の午前中は、お祭りのための準備などをしつつ、少しのんびり過ごし、午後から同じ地区の洞松院さまの檀家さまのお葬式の伴僧のお勤め。

先日まで元気に畑に出ていらっしゃったお婆ちゃんで、8月末に急に体調を崩され、6日間ほど入院してお亡くなりになった。
なんだか実感が伴わないのだが、遺影の中のその方はそこで微笑んでおられた。

お日待ちという、家内の神様のご祈祷をさせていただいてまわっている中で、代々昼食を頂く宿としてお付き合いさせていただいていた。
私だけども、かれこれ25年にもなる。
86歳になっておられて、十日ほど前まで元気でおられたと思うと、切ないけれども見事な旅立ちであったようにも感じた。



そのお婆ちゃんが毎年お参りしてくださっていたお不動さまのお祭りももうすぐだ。

お祭りを前に、肉と魚と卵を食べない期間に入っている。
お葬式の檀払いで、和尚さま方と気の置けない隣組の方々に「なんにも食われるものないべした」とからかわれながら席におりました。
「いえいえ大丈夫、大丈夫」
あらためてお料理をみると、なかなか食べるものがないものです。
お精進って、家ではそれほど気にならないけれど、外食となると難しいものですね。

「あとっつぁま(和尚さん)、誰さも言わねがら食ったらいいべぇ^^」

「いやいや、そういうわけにはいがねなよっし^^;」
と、ちょこっとグラグラしながら海苔巻きとかんぴょう巻きをごっつぉになってきたのでした。
2011.09.06:dentakuji:[なあまず日記]