盆の十三日

お盆の十三日。
朝から檀家さんの宅をまわって、棚経をあげさせていただいている。

予定したような時間になかなかまわっていけないのは、「お茶飲んでぎゃい」と言っていただくと「はいはい、では」とついお茶に呼ばれて四方山話をしてしまうからだ。

だんだん後半になると時間が押し詰まってしまい、最後のお宅を辞したのは夜9時になってしまった。

移動の途中、穂が出始めた田んぼの中を見るとサギが田んぼのあちらこちらで、ツンと立っている。
そちらの方へ近づいてゆくと、気配を感じてか飛んで行ったり、身を潜めたりしているのがなんだかおかしい。


蒸し暑い一日で、夕方には雲が空に掛かり、お墓参りの時間に雨が降らないかと心配になったものの、とうとう降らなかった。
日中の暑いさなか、杉木立の中に車を停めてその中を歩いてお宅に向かうと、涼しい風を感じた。

そうしてみると、田沢はきっと市街地より1~2℃は涼しいに違いないんだろうなぁ。
2011.08.14:dentakuji:[なあまず日記]