成満

  • 成満
さて、大荒沢のお不動さまの夜祭りを終え、ひと眠りしたかと思ったら、、もう朝なのであります。

このお堂は、ちょうど東を向いていて、山の端から射し込む朝陽が飛びきり気持ちよいのです。

5時半前、よっちゃん堂さんがもう支度を終え、地元産直に出品のため帰って行った。
いやはや、ほんとにありがとう。

と、入れ替わりに早朝一番の参拝の方々が見えられた。
今年も昨年と同じ皆さま。
「ガ~ン、ガ~ン、ガ~ン」と鰐口を叩く音。

それからしばし、毎年常連の早朝参拝の方々が続く。

ご精進でお参りする、というのがこのお不動さまに昔から参拝している人のお約束。
早朝だと、うっかり食べてしまったということが無いので、一番安心してお参りができるというもの。



夜の柴燈護摩を終え、大きな山を越えた感がある。
けれど、朝お参りをして、午前10時からご祈祷で、この祭りは成満する。
私自身の修行でもあるのだ。
わずか一週間ばかりのご精進生活ではあるのだけれど、それでさえ、何か心身ともにさっぱりした感があるものだ。


そしてこの日の午前中、地元コミセンの講座で奥の御滝へ自然観察に行かれる一行40人ぐらいの方が訪れた。
ここを初めて訪れる方もあるだろうから、知っていただいただけでも、ありがたいのかもしれない。

本当の御滝参りは、こちらでぜひ行ってみたいものである。

午前のご祈祷を終えて、お昼頃で参拝者が途絶えた頃から片づけ作業に入る。




多くの人の協力を得て、二日間のお祭りを無事に終えることができた。
住職が登山(不動堂に来ること)ができなくなって2年目。
はたして、ちゃんと務めることができたのだろうか、しっかり、向き合うことができたのだろうか…。

課題はいっぱい。
また、来年も続けることができるように、精進しなければならない。




2012.09.12:dentakuji:[なあまず日記]

この記事へのコメントはこちら

以下のフォームよりコメントを投稿下さい。
※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。