お豆腐の笑い 茂山狂言の会 終了いたしました★
11/22(金)に置賜文化ホール初登場の 「お豆腐狂言」 、皆さまお楽しみいただけましたか? 遠方からのご来場者も多く、晩秋の米沢の景色とともに、ご堪能いただけたことと思います。ありがとうございました。 京都・大蔵流の茂山千五郎家 から人気狂言師をお迎えしての 「お豆腐の笑い 茂山狂言の会」 でしたが、 この日の狂言会は、 茂山童司さん の解説でスタート。 舞台上での「お約束」や、番組 「蝸牛(かぎゅう)」 と 「千鳥(ちどり)」 の内容を、 ユーモアを交えながらお話ししてくださいました(*^v^*) 期待感が高まったところで 「蝸牛」 の幕が上がります。 蝸牛といってもピンとこない方、カタツムリとPCで入力すると「蝸牛」となるんです。 そう、でんでんむしのお話です。 主人から、長命の薬といわれる「蝸牛」を持って帰るよう命じられた太郎冠者。 見たことがありませんが、修行先から帰る道中の山伏が藪の中で昼寝をする姿が、主人から聞いたカタツムリの特徴~頭が黒く、腰に貝をつけていて、角を出す。年月を経たものは人ほどもある~という話と、どうやら一致しています。 太郎冠者は、山伏をカタツムリだと思い込み、連れて帰ろうとします。 自分がカタツムリだと勘違いされていると気づいた山伏は、いたずら心でカタツムリになりきります。 太郎冠者が刻む囃子(リズム)と、山伏の「で~ん~で~ん~、むっしむし~!」と踊りまわる姿。面白かったですね~(^w^*)♪ 何とも軽快なリズム、頭から離れなくなった方も多いのではないでしょうか☆ もうひとつの番組 「千鳥」 も、小舞と謡いが繰り返される人気の狂言です。 ともに後で思い出してクスっと笑ってしまうような、楽しい番組でした。 茂山千五郎家に語り伝えられる 「お豆腐のような狂言師」 という言葉には、 いつの世も、誰からも広く愛され、飽きのこない、味わい深い狂言 を届けるという意味が込められているそうです。 今回の公演ではそんな「お豆腐狂言」をたっぷりと味わっていただけたのではないでしょうか♪ 茂山千五郎家の皆さん、ありがとうございました(*^▽^*)/
2013.12.15