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コレクション展「上杉文書をひらく」展示紹介⑤

  • コレクション展「上杉文書をひらく」展示紹介⑤

上杉文書には、米沢藩の刑罰関係資料が豊富です。

判例の収集・整理には、藩政の記録管理を司る記録所が関与し、

記録所の幅広い業務対応がうかがえます。

こうした記録所の手がけた資料が、「上杉文書」を形成する中核の一つとして注目されます。

記録所が役所に対して、樋口伊兵衛はじめ5名の過去の裁許の記録について伺いを立てています。本紙の下には、役所の回答を記した付札が貼付けられ、組織間で文書をやり取りした形跡が残されています。 記録所の伺いに対して、役所ではその人物の犯した罪状やその後の処置について、詳細に回答しています。これには、11代藩主・斉定の初入部が関係していました。記録所では、初入部の慶事に伴う刑罰の減免について、先例を調査していたと見られます。過去の事例を踏まえた適切な対応をすべく、記録所は先例の収集・整理に務めていたことが分かります。

 

米沢藩の判例を知る資料として、

「御呵附引合」「中典類聚」「御裁許鈔」が挙げられます。

これらの資料は江戸時代のほとんどを網羅しており、

米沢藩の刑罰執行の実態をうかがうことができます。

刑罰の種類は60種類を数え、個々の犯罪に適した多様な処罰が行われていました。

 

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【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2023.01.13:denkoku:[博物館情報]

コレクション展「上杉文書をひらく」展示紹介④

  • コレクション展「上杉文書をひらく」展示紹介④

上杉文書には米沢藩士色部氏の関連資料が含まれます。

本展では江戸時代に色部氏が作成した自家の系図を展示中。

色部氏が自家の系譜を整理した背景について、コラム記事と共に紹介。

また「上杉文書」の中でも数少ない鎌倉時代の古文書も必見です!

 

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米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2023.01.13:denkoku:[博物館情報]

コレクション展「上杉文書をひらく」展示紹介③

  • コレクション展「上杉文書をひらく」展示紹介③

上杉文書には、米沢藩の絵図方岩瀬家の手がけた絵図が200点以上伝来します。

本展では江戸幕府の国絵図編纂で作成された際絵図を展示中。

元禄期の際絵図は隣藩の境界画定を目的に作成され、

当時頻発した境界相論を踏まえた対応が反映されています。

 

また、関連資料として、米沢藩の絵図方岩瀬家が残した資料群(岩瀬家文書)が

市立米沢図書館に収蔵されています。

岩瀬家文書からは、絵図の作成時期や背景などを知ることができ、

上杉文書に伝来する絵図を紐解く手がかりとして注目されます。

 

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米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2023.01.13:denkoku:[博物館情報]

コレクション展「上杉文書をひらく」展示紹介②

  • コレクション展「上杉文書をひらく」展示紹介②

上杉文書は藩主の葬儀に関する資料が充実しています。

なかでも鷹山の子顕孝の葬儀資料が群を抜いて多いのが特徴です。

これは、顕孝の死を境に火葬から土葬に転換したことで、

その後の藩主を弔う先例として一括して残されたと考えられます。

 

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米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2023.01.06:denkoku:[博物館情報]

コレクション展「上杉文書をひらく」展示紹介①

  • コレクション展「上杉文書をひらく」展示紹介①

コレクション展「上杉文書をひらく」の展示資料をご紹介!

上杉文書には、上杉斉憲の年譜作成時に手がけられた下書きが残っています。

朱書きや薄墨で校正されたものと、

清書された形(国宝「上杉家文書」)を比較してご覧ください!

 

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米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2023.01.06:denkoku:[博物館情報]