大東住宅オーナーズ倶楽部「交流広場」

▼湿度は40%〜50%に

異常乾燥注意報が常に発令される冬はもともと空気中に含まれる水蒸気は少なく、温度が5℃の場合は空気1㎥中にわずか7gの水分しか含む事が出来ません。冬場の湿度は大体50%〜60%なので5℃の外気温だとして1㎥の空気に4g位の水分が含まれているという事になります。

例えばその空気が20℃の室内(20℃の空気は17gの水分を含む事が出来る)にそのまま入ってきただけで、室内の湿度は24%となってしまいます。実際は人が生活をしている分、多少湿度は上がりますが、蓄暖やエアコンでは水蒸気も発生しませんので、加湿器などを利用しないと過乾燥となります。

湿度が30%を下回るとウィルスの繁殖などにも注意が必要で鼻や喉の粘膜も炎症を起こし、ウィルスやアレルゲン・科学物質の抵抗力も低下しますので、かぜや喘息・アレルギーの症状などが起こりやすくなるとも言われております。

また湿度が低いと体感温度にも影響しますので20℃〜21℃では寒さを感じてしまうのです。

住宅には適用されませんがオフィスなどではビル管理法によって冬期間の湿度は最低40%以上と定められており、住まいにおいても40%が最低ラインといえるでしょう。

本当に快適なのは50%〜60%だと思いますが、冬期間においてこれを維持するのは大変な事で、仮に維持をしたとしても今度は結露の発生やカビ・ダニの繁殖に注意が必要となるのでこれまた大変です。(室内が21℃で60%だと12.9℃が露点温度となるので冷えた北側のガラス面などにうっすらと結露が発生する場合がある)

室温20℃〜21℃ 湿度50%を目標にすると住む人にも建物にもお財布にもやさしい室内環境と言えるのではないでしょうか?

そして寝室の温度は17〜18℃位が快適でぐっすり眠られると多くのオーナーの方がおっしゃっていますので参考にしてみて下さい。






●2009.10.30
●大東 高橋
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