大東住宅オーナーズ倶楽部「交流広場」
▼最大の効果を発揮するために
多数のご意見をいただきありがとうございます。
皆様ご存知のとおり、ソーラーサーキットの家は家の断熱を完全な外断熱にしてさらに二重通気の機能を加える事で、四季を通して出来るだけ機械に頼らずに快適な室内環境を実現する建物です。
さらに構造の中にも通気性を持たせることによって、今まで短命だった日本の住まいの耐久性が飛躍的に向上するのです。
すなわち、断熱性と通気性といった本来相反する機能を両立させる事によって、「いつまでも強く・いつまでも快適に」住む人と建物の健康をいつまでも守る家になると言う訳です。
そうした効果の要となるのが、ダンパーの開閉(小屋裏ファンも含めたインナーサーキットの機能)となります。
ダンパーの開閉の効果を分かりやすく説明すると
【例えば年中閉鎖の状態の場合】
他でもみられる単純な外断熱の建物や一般的な高気密・高断熱の建物と比較して、残念ながら当初の性能はさほど変らなくなります。(特に壁体内の熱ごもりによる夏の暑さ)それでも小屋裏ファンや構造内部の通気層の効果があるので将来の性能はソーラーサーキットが断然勝ります。
【季節ごとの開閉した場合】
外断熱と二重通気の効果が80〜90%発揮される住まい方といえますが、朝晩の温度差が激しい時期などはダンパーを開放したままの状態だと肌寒く感じる時間帯が出てきます。逆に真夏日が続くような暑い時期は日中閉鎖し、温度の下がった夜間に開放し壁体内にこもった熱を放出したほうが室内の温度上昇を防ぐ場合もあると言う事なのです。
つまり建物にとっての影響はほとんどないものの、住む人の快適さや省エネ性には残念ながら差が生じてしまうと言う事です。
【リアルタイムに開閉】
外気温の変化によって、適切なダンパーの開閉をするとその住み心地は他の建物では味わう事の出来ない最高の住み心地となります。(人が衣類で温度に対応するように)
ただ手動で対応するには限度があるので、「床下ダンパーの開閉について」を投稿させていただき、お薦めの開閉の仕方を紹介した次第です。そうすれば100%に近い効果が発揮されますのでご参考にして下さいます様お願いいたします。
ナビゲーションシステムはソーラーサーキットの効果を最大限生かし、誰が住んでも最高の住み心地を得られるように開発されたシステムですので(もうすぐシニアさんさんの投稿にある理由もあります。)採用するか否かは将来の事も含めてご検討いただきますようお願いいたします。
●2009.09.12
●大東 高橋
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