「本当にいい家」結露はしょうがない!?

2009.07.09:大東住宅株式会社:[コンテンツ]

そもそも「結露」はなぜ起こる?

暖かい空気は、温度の低い空気に触れると空気中に含むことの出来なくなった水蒸気が水に変化します。例えば、室内温度が22℃として湿度が60%の場合は13.9度、50%の場合は11℃以下の時に結露が始まるのです。こうした温度差を室内はもちろんのこと、駆体の中につくらなければ、結露はほぼ防げるのです。
2009.07.11:[編集/削除]

ライススタイルの変化が日本の家を蝕んでいる!

寒ければ寒いなりに暑ければ暑いなりの生活を送っていた昔は結露は起きませんでした。また、多少の冷暖房であれば断熱も不十分で、しかも隙間だらけの昔の家は、室内で発生した水蒸気は室外へ排出されていました。しかし、現代の住宅はアルミサッシを使い壁の中はびっしりと断熱材を押し込んでいます。また、快適さを保つために冷暖房は当たり前の時代となっているのです。しかも、使っている部屋だけを局所的に冷暖房するために部屋間の温度差が生じ、室内においても至る所で結露が発生しているのです。
2009.07.11:[編集/削除]

1リットルの灯油を燃やせば1リットルの水蒸気が!

よく考えれば誰でも分かるようなことですが、あまり考えずに使用しているのが現状です。最近は、FF方式のファンヒーターを使用されるお客様も多くなっていますが、コスト面の問題から、一般的な室内で燃焼するタイプのファンヒーターで、使う部屋だけを暖めるスタイルが一般的です。ファンヒーターやストーブは室内の空気を汚すばかりか、燃料が燃えた分の水蒸気を必ず発生させるということを理解しなければなりません。
2009.07.11:[編集/削除]

洗濯物にも注意を!

雨の日や寒い日、外出時の洗濯物の干し場として室内を利用されるお客様も多くいらっしゃるのではないでしょうか?干す場所が無いと言われると辛いのですが、建物には決して良いものではありません。冬物の乾燥時には、多少の洗濯物は有効なのですが、それ以外、殆どはマイナスとなります。浴室内での乾燥機を使い干し物をされるか、新築時には外に干せない時に干せる乾燥室を設けるなどの工夫が必要になってきます。これを読まれた方はムッとするかもしれませんが、結露のおきやすい暮らし方にも改善すべき点はあるということを理解しなければならないのです。
2009.07.11:[編集/削除]

救世主は断熱・気密・冷暖房の一体になった「高性能住宅」!

それでは、どうすれば結露を生じさせずに済むのでしょうか?キーワードは断熱・気密・換気・冷暖房!断熱・気密・換気・冷暖房のすべてがバランス良く一体となった「高性能住宅」が日本の家の救世主なのです。どれかひとつが欠けても高性能とはいえず、結露問題を解消したことにはなりません。
今の生活スタイルのまま、長持ちする家を作るためには、高気密・高断熱が欠かせないものになっていくと、私どもは考えています。
2009.07.11:[編集/削除]

高気密・高断熱住宅の誤解

高気密・高断熱の住宅も一頃と比べてかなり普及してきたので一般的なものになりつつあるのですが、まだまだ誤解されているお客様が多いのも事実です。作り手側の人間すら、そうしたお客様がいる事を良い事に、高気密は必要ないとか、息苦しいとか、シックハウスになるとか、非常識な話しをする方々がたくさんいるのです。
しかし、よほど無知の作り手でなければ、高気密・高断熱がこれからの標準になる事は分かっているはずなのです。ためしに工期や予算は気にせず、冬暖かい、夏涼しい快適な家を作ってくれと言われれば、作る技術とノウハウさえあれば、必ず高気密・高断熱の家を薦めるはずなのです。
2009.07.11:[編集/削除]

必要最低限の気密・断熱なのです

  • 必要最低限の気密・断熱なのです
現在の一般的な高気密・高断熱は、言いかえれば快適な生活を送り、かつ人にもやさしい、地球環境をも考えた省エネルギーにするための「必要最低限」の気密・断熱という事を理解しなければならないのです。

2009.07.11:[編集/削除]