「本当にいい家」健康住宅もどきにご注意!



住宅のトレンドは健康。「健康住宅」を売り物に「ムク材+健康素材」を大いに宣伝しているメーカーや建築業者がいます。しかし、素材だけでは健康住宅にはなりません。あくまで「断熱」「気密」「換気」「冷暖房」がどのようになっているか、そして「断熱材の種類」「断熱方法」「工法」「構造」が健康住宅にふさわしいかどうかを見極める必要があります。

2009.07.08:大東住宅株式会社:[コンテンツ]

「外断熱もどき」から「本物の外断熱」へ

昨今の「外断熱ブーム」に乗って、外断熱を扱うメーカーが多くなってきました。しかし、「外断熱の家」と言っても壁の部分だけが外断熱で床下や天井で断熱・気密を取る「まがいもの」もあります。また外壁材と断熱材を一体にして、躯体の外側に張る外断熱もあります。一体にすると夏場に外壁の裏側が熱せられ、室内が暑いばかりではなく、壁体内に逆転結露を発生させることもあります。
つまり、建物の構造躯体の外側をすっぽり断熱材でおおった「完全外断熱」で、通気層をしっかりと設けた家が本物の「外断熱の家」と言えます。

本物の外断熱の家=完全な外断熱+しっかりした通気システム
2009.07.11:[編集/削除]

性能表示にだまされない「本物の長寿命住宅」を!

平成12年11月より性能表示制度がスタートしています。建物の性能を等級で表し、ユーザーが比較検討しやすくするためのものですが、ハウスメーカーにとっては売るための格好の材料となっています。
「性能評価書に記載される性能は評価時点のもので、その後の性能を保証するものではありません」という言葉。つまり建築後の性能は保証されないわけです。だから、将来の住宅性能とそこに暮らす人々の健康を約束する「本物の長寿命住宅」を見極める必要があります。
一番大事な「家」を「本物の家」にしなければ、本当の豊かさ、本当の幸福は実現できないのでないでしょうか。
2009.07.11:[編集/削除]