イデアルグリーンは、バーク堆肥か!?

  • イデアルグリーンは、バーク堆肥か!?
営業していて、とても残念な思いを抱くことがあります。
役所や企業のご担当の方々に対してイデアルグリーンの説明をすると、
「じゃ、これはバーク堆肥ですね」と反応されることです。
現行法の枠組みに当てはめた場合、「バーク堆肥」とカテゴライズされ
ています。
しかし、イデアルグリーンは一般的なバーク堆肥とは製法や品質がまっ
たく異なります。
地力増進法では、「広葉樹の樹皮を主原料(85パーセント)として牛糞
及び尿素を加えて堆積腐熟させた物」が『バーク堆肥』であると規定し
ています。
イデアルグリーンは、針葉樹であるスギ樹皮だけを堆積したものが原料
であり、腐熟を促進させる牛糞や尿素などは一切加えておりません。腐
熟にはかなりの堆積期間を要しますが、あえて無添加の自然熟成にこだ
わっています。
肥料取締法おける『堆肥』についても記しておきましょう。この法律で
は、「堆肥(わら、もみがら、樹皮、動物の排せつ物その他の動植物質
の有機質物(汚泥及び魚介類の臓器を除く。)を堆積又は攪拌し、腐熟
させたもの(尿素、硫酸アンモニアその他の腐熟を促進する材料を使用
したものを含む。)をいい、牛由来の原料を原料とする…)」
と堆肥を規定しています。
製造工程は、イデアルグリーンもバーク堆肥に似ています。しかし、堆
積はしますが、撹拌はしません。尿素、硫酸アンモニアその他の腐熟を
促進させる材料の添加もありません。あくまで自然堆積・自然熟成なの
です。
しかしながら、法律があり、広く解釈すれば『堆肥』や『バーク堆肥』
に含まれるのでしょう。その解釈が、役所から民間に至るまで普及して
いる以上、そのことを受け容れるしかありません。

ここからは、私の個人的な考えです。
法律上における堆肥あるいはバーク堆肥をもっと細かく、厳格に分類し
てもらいたいと考えています。
・スギ樹皮99%(ほんの少し木質が混入しています)
・自然熟成(動物の糞尿、化学物質などの添加剤なし)
殆どの製品が針葉樹と広葉樹を混合した原材料を用い、添加剤を加えて
強制的に発酵させて製品を出荷している現状において、イデアルグリー
ンのようなバーク堆肥?を製造している会社は、日本中を探しても2~
3社くらいしかないと、業界関係者からお言葉を頂戴しました。
従いまして、イデアルグリーンは法律的には『堆肥』あるいは『バーク
堆肥』に含まれていますが、実は全く別の製品であるということを、自
信を持って言うことができます。

次回は、イデアルグリーンができるまでの製造工程について投稿させて
いただきます。
2018.02.28:大東環境株式会社:[トピックス]

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