しっかり舗装された歩道やコンクリートで固められた側溝などから
雑草が生えているのは、よく見かける光景です。
ここに雑草が生い茂る以前、舗装面に土らしいモノは殆どありませんでした。
しかし、写真をよくご覧ください。
雑草の株元に、茶色の土と枯葉が確認できます。
これは、偶然そこに溜まったのではありません。
雑草は、風で空中を舞う土埃と、他の樹木から落ちてくる枯れ葉を
積極的に自らの株元に集めたのです。
土にはミネラル分が含まれており、
枯葉は微生物分解により、やがて腐葉土となります。
それらを養分として、雑草は更なる生長を遂げるのです。
誰からも肥料を与えてもらうことのない雑草は、
自らの力で生活環境を整えていたわけです。
まったく驚くべき「命の戦略」です。
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