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ハイブリッドパワコンとハイブリッドインバーターの違いは何ですか?

まず大前提として、太陽光発電や蓄電池の電気は直流(DC)です。
一方、家庭内のコンセントで使う電気は交流(AC)。
この差を埋めるために必要なのが「インバーター」です。

 

① インバーターとは?
直流(DC) → 交流(AC)に変換する装置
家庭で家電を使えるように電気の形を変える役割です。
実はパワーコンディショナ(パワコン)も広い意味ではインバーターの一種で、電気の向きを整えて使える形にしています。

 

② 従来のパワコンの課題
昔のパワコンは、「直流 → 交流に変換するだけ」の機能でした。
しかし太陽電池と蓄電池はどちらも直流電源のため、
・太陽光用のパワコン
・ 蓄電池用のパワコン
と2台必要な時代がありました。
蓄電池と太陽光を直接つなぐ仕組みがなかったからです。

 

③ ハイブリッドパワコンとは?
太陽光発電と蓄電池の両方を1台で管理できるパワコン
従来不足していた直流同士をつなぐための「電圧調整(DCコンバータ)」機能が追加されています。
そのため、太陽光(DC) → 電圧調整 → 蓄電池(DC) → 必要に応じて交流(AC)へ変換
といった電気の流れを一台で最適に制御できるようになりました。

 

結論
インバーターは“直流を交流に変える装置”そのもの
ハイブリッドパワコンは“太陽光と蓄電池を一台で扱えるよう進化したパワコン”
つまり、ハイブリッドパワコンはコンバーター機能を含んだ、より多機能なパワコンだと理解すればOKです。
一方、ハイブリッドインバーターは、ほぼ同様の機能ですが、系統連系をしないことから区別しています。

2025.12.01:コメント(0):[技術]

売電しない「自家消費型」よりも、余った電気を売った方がお得なのではないでしょ うか?

一見すると「余った電気を売れた方が得なのでは?」と思われるかもしれません。
しかし現在の太陽光発電の状況では、必ずしも売電が有利とは言えません。その理由は以下の通りです。

 

① 売電収入は思ったほど多くない
大手メーカーのパワーコンディショナ(パワコン)は売電対応が可能ですが、蓄電池を併設した場合、売電できる電力量は年間で多くても約3,000kWh程度です。
現在のFIT価格(売電単価)で計算すると…3,000kWh × 約15円/kWh ≒ 年間 約45,000円(4万5千円)
つまり、年間の売電収入は約4~5万円程度ということです。

 

② 導入コストの差が大きい
仮に同じくらいの蓄電池容量で比較した場合、大手メーカーのシステムは初期費用が約100万円ほど高くなるケースが多いです。
売電で得られる年間4〜5万円では、この100万円の差額を回収するのに20年以上かかってしまいます。(しかも機器の寿命やメンテナンスを考えると現実的ではありません)

 

③ 太陽光の本来の目的に立ち返ると…
太陽光発電の価値は「売ること」より、
• 自分の家の電気代を減らす
• 停電時にも電気が使える安心感
• 毎日の暮らしが電気代高騰の影響を受けにくくなる
といった自家消費のメリットにシフトしています。

 

そこで弊社では、初期費用を抑えつつ、家庭でしっかり電気を使える『ブルーサンのセミオフグリッドシステム』をご提案しています。
「売るための高額な設備」をつけるより、必要な分を効率よく自宅で使う方が、結果として経済的だからです。

2025.11.27:コメント(0):[個人]

ブルーサン蓄電池の使用可能温度は?

以下の通りで、山形などの寒冷地でも問題なく対応できます。
・動作温度:-20℃〜+55℃
・充電可能温度:0℃〜+55℃
・放電可能温度:-10℃〜+55℃
・保管温度:-20℃〜+60℃

2025.11.27:コメント(0):[技術]

ブルーサンは保証が短くて不安です。実績や寿命はどうですか?

確かに大手メーカーより保証は短いです。(インバーター2年、蓄電池5年)
ただし本体価格が安いため、仮に故障して交換した場合でも、トータル費用が安く済む可能性が高いというメリットがあります。
国内では山形県河北町で約3年間稼働している機器がありますが、現在問題なく稼働しています。

2025.11.27:コメント(0):[技術]

山形市の非FIT型(売電しない)補助金の対象になるのはブルーサンだ けですか?

いいえ。ニチコンやQセルズなど大手メーカー製でも、条件を満たせば補助金対象になります。

ただし、大手メーカー製のシステムは導入費用が高くなる傾向にあり、

その差額は売電収入で補えない可能性が高いとの考えから弊社ではブルーサンのシステムをお勧めしております。

2025.11.27:コメント(0):[個人]