cotoekotoe note

▼親の愛情

お母さん、
私が疲れているのをみて、
毎日わざわざ部屋にきてくれるんだね。

『疲れがとれるんだよ、この葡萄酒。』
と小さな杯を渡す。

お母さん、知ってるよ。
もう今まで何回も言ったじゃない。

私が疲れてると
その小さな杯に葡萄酒をそそいで、
いつももってきてくれるでしょ。

ありがとね。

ありがとう。


私はしらないでいたのかな、
いや、見えなかったんだろうな、
こんなに愛情をかけてもらったことを。

視野が狭かったんだね。

やっと見えるようになったんだね。

でも本当に実感するのは、
自分に子どもができてからなんだろうな。
前にお母さんがそんなことを言っていた。


昔はいいこでいようと頑張っていたんだ。
自分の価値を認めてほしいと。

でもその必要はなかったんだね。


親の愛情って深い。

2006.12.31:cotoekotoe

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