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▼■ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさん■
ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさん
文/アリス・ダルグリーシュ 絵/アニタ・ローベル 訳/星川奈津代
童話館出版
“むかし むかし、あるところに、ちいさな木ぼりのおひゃくしょうさんと ちいさな木ぼりのおかみさんが、ちいさな木の家に すんでいました。きれいなあかいやねのすてきな家で、りょうがわには みどりの木が うえてありました。”
「いっしょにくらす どうぶつさえ いてくれたら、ここはせかいでいちばん たのしいのうじょうに なるだろうに」
…そんな想いから、毎日会う木のふねの船長さんに、お願いすることにして…
この絵本を手に取った第一印象は、イラストがやさしいこと。柔らかいとも言うべきかな…
ページの真ん中にお話のイラスト、そしてそれを取り囲むように描かれた花々…まるでレリーフかタペストリーのように左右対称に、それでいてかわいらしく描かれています。
絵を描いたアニタ・ローベルは織物の勉強をしていたのですが、その経験が画風に影響しているようです。
おはなしもおひゃくしょうさんとおかみさんのしあわせな気持ちが伝わってくるようで、あたたかい気持ちになる一冊です。
画像 (小 中 大)
2007.03.12:coral
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