企業の良し悪しは、資本金や売上げや従業員数の大小ではない。一つの目的に向かつて、全員のカがいかに結集し集約しているかが判定の基準である。カが結集しているから、どのような経済や産業構造の変化にも速やかに対処できる。全員がアンテナとなって時代が求める商品やサービスについての情報活動を行っているから、新分野への進出や新製品開発についても、手の打ちどころが早く、撤収も時機を逃さない。無限の可能性を信じて行動に移す。希望と目標の焔を点じて全社員の力を結集するのだ。中小企業は人材が足らないのではない。みんなの気持ちを一致させるには少人数の中小企業こそ一番条件に恵まれているのである。中小企業の本質を知ろう。そして、それを伸ばしていくのだ。