体をはって、責任を学ぶ
低迷していた名門・早稲田大学ラグビー部を復活させ、サントリー・ラグビー部を常勝軍団に育て上げている監督・ 清宮克幸 。 指導は、技術的なことだけでなく、データ分析や精神面、環境整備など多岐にわたるという。 「ラグビーの魅力は、体をはって、責任を学ぶ。仲間を信じ、助け合い、仲間を守ることを学ぶところにある」(清宮)。 作家のレイモンド・チャンドラーは、「人は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格はない」といったが、正しく、清宮が育てるラガーマンはそんな人間を彷彿させる。
2009.08.06