「信頼関係」

しっかりとした倫理観を身につける教育が大切だと考える人は多い。
しかし、そのような倫理の教育やしつけを行うときに決して忘れてはならないがある。それは、そのような教育がどのような人間関係をベースにしてなされるか、ということである。

大人と子どもの関係が薄いとき、あるいは子どもが大人に不信感をもっているようなときに、いくら大人がやかましく言っても、それは言葉の上滑りに終わってしまう。子どもは大人の「言うこと」ではなく「すること」を真似るのだ。

(「縦糸横糸」より)

2006.10.31:反田快舟:[自分を見つめる]