企業成長の第五ポイントは人材育成
高給を出してスカウトしても、まもなく退職していく。 人を養成することは本当に難しい。 通常、創業者は気性が激しく、独断専行、 先見力とたくましい行動力でものごとを完成していく。 ところが彼は任すことが嫌いである。 したがってトップに対して従順にふるまう社員ばかりとなり、 バックボーンの通った人材は去っていく。 失敗する自由を与えなければ、冒険する自由を持たないといわれる。 権限を与え、時には失敗を許す包容力をもち、 部下に対してベストではなく、ベターで満足する心境になると 人は喜んで励むものである。 経営者とは、常に第三者のごとく自分を変化させていく人といわれるのは、 この点の難しさをいうのである。 こうなると経営者の性格が決定的だ。 どこまで人を使いうるか、どれだけ人材を養成できるかが 経営者の力だめしである。
2010.01.16