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生徒を伸ばす教えの極意

竹岡の教え方の基本は、英語の世界を映像でイメージさせること。
身振り手振りを交え、言葉のイメージを伝える。
厳選した英単語を、ときには語源にさかのぼって説明する。

「universeのverseは“回る”やね。宇宙のイメージね」
ホワイトボードにぐるぐるっと円を描き、回るイメージを伝える。
一つの単語に30分かけることも珍しくない。

ここに、竹岡が大切にしている信念がある。
「遠回りこそ近道」
勉強はね、遠回りしたほうが絶対いいわけ。

早く済ませて片付けてしまおうとするとダメね。
身についてこそ勉強だと考える。
 
「では質問がある人」
塾の名物、質問だけの授業が始まった。
この授業はたびたび中断する。
生徒から難しい質問が出たとき、車で1分の自宅に帰るためだ。
膨大な資料の中から、説明にうってつけの材料を捜し出す。

「ごまかしたり、ひるんだりしたら負けです。すぐ生徒は見抜きますから。あ、ごまかしよった今、と。それが続くと信頼関係が崩れる」
大切にしているのは、
生徒が知りたいと思った瞬間を逃がさずに教えること。
そして、英語を面白いと思う「きっかけ」をつくることだ。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)

じっくり。手抜きをしない。ごまかさない。タイムリー。
2008.03.29:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

きっかけをつかめば人は伸び る

落ちこぼれ高校生が、ユニークな教師たちのもとで東大を目指す人気漫画「ドラゴン桜」。
この物語に登場する英語教師には実在のモデルがいる。
京都で「竹岡塾」を主宰する竹岡広信。

書いた参考書は十万部を売上げ、予備校で特別講習を募集すれば、即日定員オーバー。
授業はいつも熱気に包まれる。

「感謝、尊敬。あの人がいなかったら英語はずっと嫌いだった」
「英語の授業というより、人生について叩き込まれた感じ」
「今でも、
また授業を受けてみたい」

現役東大生に、影響を受けた教師を聞いてみると、次から次へと竹岡の名前が挙がる。
事実、竹岡のもとで学び、英語の成績が飛躍的に伸びた生徒は数えきれない。
多くの苦難を経てたどり着いた英語の指導法。
その極意を手に、竹岡は今日もひたむきに生徒と向き合う。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)

皆、極意を求めて苦難の道を歩んでいる。
人は好きなことは続けられる。
どう興味を持たせるか。
どれだけ自分が好きになるか。
2008.03.28:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

挟土秀平のプロフェッショナルとは

新しいことに挑戦して、そこですごい不安な気持ちで皆がピリピリしているムード。
その殺気立っているムードのことを僕はプロフェッショナルといいたいです。

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)

一流と言われる会社の創業社長に会うときは、本当に緊張する。
これは、会社の名声とかではなく、その人の放つオーラのようなものを感じるからだ。
言葉も態度も違う。それでいて人を決して見下したりしない。
何社かそんな企業の診断メンバーに入ったが、“真剣勝負”と身震いがしたものだ。
最近は、こんなことないなあ・・・。
2008.03.27:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

職人として絶対に譲れないもの

自分で失敗したと思ったとき、絶対そのままにはしておきたくないですね。
お客さんは、失敗したとは思っていない場合もたくさんあるんです。
塗った壁を壊していると、「どこが悪かったんですか」と聞かれますが、
自分の水準に達していなければ何度でもやり直すだけです。

言わなければわからない世界なんですが、自分が納得できないものは絶対にごまかしません。
自分のできる限界でいい仕事を続けていって、「おまえの好きなようにやっていいよ」という人に出会いたいんですよ。
失敗しても適当に済ませていたら、そういう人にはきっと巡り合えないと思うんです。
だから、いい人に巡り合うためにも妥協しません。

By挟土秀平

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)

類は友を呼ぶというが、超一流のプロの厳しさに圧倒される。
仕事に妥協していないか?毎日反省を怠らずに精進したいと思う。
自分の歩いてきた足跡が自分の生き様だから。
2008.03.26:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

不遇の時代を乗り越えるために

何かをつかむチャンスは誰にもあると思うんです。年齢は関係ない。
何かができるようになって、そこから自分の可能性がどんどん広がっていくのがわかるときがあるんですよね。

今、恵まれない状況にいる人でも、絶対に変われると思います。
ただし、一つのことを続けているかどうかが大切。
一つことをずっと続けてきたなら、それは必ず応用できるはずです。

僕の場合、この仕事を続けられた理由はこれしかなかったからです。
鳴かず飛ばずの時代に体験したことは、決して無駄になっていません。
むしろ、それがなかったらダメでしょうね。

苦しいことを乗り越えてきたから、「絶対にできる」と思える強さが身についたのだと感じています。
この仕事で、何がどうなっているのかわかったり、きっとこうだろうと想像できたりするのは、ずっと長く続けてきたからでしょうね。

By挟土秀平

(プロフェッショナル仕事の流儀3より)


どんな人生にも苦しくて苦しくて逃げ出したい時期は誰にも訪れるのでしょう。
そこでグッと踏みとどまれるかどうかが、わかれ道のような気がします。
確かに適性というのはあると思いますが、10年続ければ大抵のことは身につくと確信できるようになりました。

「何をしているかでなく、何をつづけているかである」(一燈園 石川 洋)
2008.03.25:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]