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「未見の我を求めよ」

自分を見極めたい
自分の可能性を追求したい
そう考えたら まず一歩踏み出そう
幾度も幾度も転びながら
やっと着いたと思ったら
それは次への新たな出発点だった
より高く より遠く
より本当のものに向かって歩み続けよう

(「心に情熱の炎を燃やせ」より)
2006.12.23:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

「考えて考えて考え抜く、執念と創造力で壁を突き破れ」

長い人生には必ず大きな波乱がある
どうにもならない、どうすればよいかわからない
大きな壁にぶつかる
そんなときにいかにして覚悟を決めるか
何としても成功させるという執念こそが
知恵を生み、壁を突き破る
壁を乗り越えてこそ本当の進歩と成長が生まれる

(「心に情熱の炎を燃やせ」より)

2006.12.17:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

「地域の原点をみつめ新しい可能性を拓く」

 民族研究家の結城登美雄氏(山形出身、仙台市在住)は、15年で600ヶ所以上の農山漁村を歩き、住民との会話で得た知恵を地域に活かす活動を続けてきた。
 与えられた自然条件を生かし、この地に住むことに誇りを持ち、一人一芸何かをつくり出す。何百年も生き抜く知恵がそこにはある。
 村には、”つくる豊かさ”がある(自給)。足りないものは、相互扶助によって補い、それでも不足するものだけを市場の力を利用して間に合わせた。現代はこのバランスがくずれ、ほとんどが市場の力、つまりお金によって賄われている。我々はもう一度”つくる力”を取り戻すべきではないか、という。
 沖縄では、食は”ぬちぐすい”(命の薬)といい、村では、自給の畑をもち、”ゆんたく”(おしゃべり、お茶のみ)を楽しみ、”ゆいまーる”(共同作業)で相互扶助により生活を楽しんでいる。少子高齢社会を生き抜く知恵は村の中にこそある。
2006.12.07:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]

「生き方と食事、スローフードについて」

スローフード運動が起こっている。日本スローフード協会によると次の三つの指針を掲げている。

1.消えゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワイン(酒)を守る。
2.質のよい素材を提供する小生産者を守る
3.子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。

佐藤初女さんは、ともかく訪ねてきた人に、心のこもった食事を食べていただくことだけを目的に「森のイスキア」をつくった。彼女は、次のように言う。

生き方と食事には、
不思議なつながりがあるって考えてるの。
素材の命を生かすような料理をすれば、
人も生かされるって。

自殺をすると決めていた青年が、森のイスキアを訪ねた。佐藤さんに会ってみても別に有り難い話があるわけではない。しかし、帰りにいただいた、にぎりめしを食べたとき、青年はあまりのおいしさに、「生きよう」と思ったという。

佐藤さんは、さらに言う。

一緒に食べることは、
深いところでこころが通い合えるのです。
おなかが満たされてくると、
自然に感謝の気持ちが湧いてきて、
次には、他人に何かしてあげたくなるもののようです。

(「縦糸横糸」より)
2006.11.20:反田快舟:コメント(1):[仕事の流儀]

「教育非常事態」

 演出家の宮本亜門さんが、自らの引きこもり体験を振り返りながら語っている。「学校は社会に適応する訓練の場ではなく、自分で考え、成長できるところであって欲しい」。高2の頃、宮本さんは1年間自分の部屋に閉じこもって片っ端からレコードを聴き、感動して涙を流していた。一年後登校を再開すると演劇部に入り大活躍。卒業式で答辞を読むまでになった。
 また、数学者の森毅さんは「みんな一緒に、という『仲間イデオロギー』が曲者なんや。いじめ問題なんかここから出てくる」。しかし、相変わらず学校は標準化志向。妙な協調性ばかり大事にするから軋みが生じるのだという。
 いま「教育非常事態」だという。だからといって学校を護送船団方式で管理すると、はみ出し者はますます居場所を失ってしまう。

(日経新聞11/19朝刊・春秋より)

2006.11.19:反田快舟:コメント(0):[仕事の流儀]