火起しでっぽ 〜キャリアネットワーク〜

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パラサイト社会のゆくえ」を書いた山田昌弘氏の著作で、内容は似かよっています
が、「パラサイト社会のゆくえ」は結婚しない独身男性・女性に焦点を当てたもの
で、「希望格差社会」は更に、フリータ、ニートといった若者の問題にテーマを広げて自説を展開しています。
 
先に推薦の「希望のニート」の著者は自分の経営するNPO法人「ニュースター
ト」の現場体験を基にニート問題を考え分析していますが、「ニート=閉じこもり」の観点が強く出ており、自分には少し違和感があります。「希望格差社会」はそれに比べるとデータを基に頭で考えた感があり、分析的です。著書の主張は似通ったところがあり、原因をどこに求めるかという点でも似ていますが、社会のどこを変えるべきかという点には体験からと頭で考えたという点の相違があるように思えます。一読の価値はあると思いお勧めします。(ネットで調べますと、若者はこの本を酷評して
いるようです)
 
著者 : 山田昌弘 
出版社: 筑摩書房
定価 : 1995円

by 鑑査役
2005.10.26::count(1,990):[メモ/オススメの本]
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