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▼小阪裕司「仕事ごころにスイッチを!」を聴いて

『天職の作法』の著者小阪裕司さんの社内活性化についての講演会「仕事ごころにスイッチを!」があり聞いてきましたのでリポートします。

@マネージャーが知っておくべき人間心理の3大法則
A新しい考え方ややり方をいかに導入し広めるか
Bねぎらい
という三部構成でした。

@についてはひとりでも部下がいる人はマネージャーだ、とおっしゃってましたが、正にそのとおりだと思います。子を持つ親もマネージャーと言えるかもしれませんね。3大法則とは「快をつなげる」「意味を与える」「演じさせる」ということ。

「快」はお客さんからと仲間(社員同士)からもらえるようにします。つまりどちらからも「ありがとう」って言われるように持っていく、ということです。仲間からの一例としては、誕生日の人に「私は○○さんと一緒に仕事ができてとってもうれしいです。なぜなら・・・。」とみんなに言ってもらうという儀式を推奨してました。最初は恥ずかしくても、やってみるとガラッと変わるらしいです。

「意味」のないことはやりたくないどころか「不快」にもなるということ。

「演じる」は時としてコスチュームなどでも盛り上げることができるとのこと。

Aについての手順は、
「ねぎらい」→「現状の共通認識」→「VISIONの提示」→「決意の質問」→「具体案の提示」 がベストとのこと。
こう書くと、とっても硬く聞こえますが、例えば2代目社長が先代の会長に対して新しい事を始めたいという時の事例がとてもわかりやすかったです。
大抵はいきなり「具体案の提示」から入って玉砕するとのこと。
息子社長「今の事業がうまく行っているのはお父さんのこれまで努力の賜物だね。お客さんのところを回る度に先代とのエピソードなんかを良く聞かされるよ。」
父会長「バカ! なんか用か?」(実はまんざらでもない)
息子社長「ところで今はIT社会になってインターネットの普及がものすごいよね。」
父会長「う〜ん、確かにそれはもうすっかり浸透したって感じだな。」
息子社長「今、売上が頭打ちになってきているけど、毎月コンスタントに5%くらいずつ売上が上がっていったらいいよね。そして新しいお客さんが最小のコストで増やせるとしたら。いいよね?」
父会長「まあ、そうなればな。でもそんなうまい具合にいくのか?」
息子社長「実はね。・・・」

BのねぎらいはAとも共通してますが、もっとも大切ながらコミュニケーションの上でもっとも不足している部分だといわれました。
確かに夫婦間、親子間でもねぎらいから入ってないなぁ、と反省しきりです。
ラポールが形成されないと角が立ちがちですね。
特に反抗期の息子娘を抱えていると。
子どもの反抗期って、まさに親力が試されているようですね。

by カンジ

画像 ( )
2005.02.19

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