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▼陰山英男氏の講演を聴いて

「百ます計算」などで著名な陰山英男氏(尾道市立土堂小学校校長)の講演を受講しました。教育改革を現場で実践している方であり、昨今の若者を理解する材料になればと思い所感などを述べさせて頂きます。

 陰山氏は、ゆとり教育が圧倒的に学習時間を減らしていることを数字で表現してました。
(3,900H['71]→2,900H['02]) 最近、報じられた日本の学力低下は当然の結果と言えます。
さらに、この10年間で学力は急速に低下しているとのことです。また、競争原理で学力が伸びると言うのは幻想にすぎないと言っています。

 50M走やボール投げの記録低下、不登校増加、校内暴力など、学力・体力・気力が低下し、まさに「生きる力」が低下していると言える。何が原因でこうなったかを考えると、10年前、安いテレビ、ドラクエ2(380万本)、レンタルビデオが登場してきている。
これらが睡眠時間の急速な低下を来たしている。ちなみに、睡眠時間と学力検査は相関があり、更に、食材数と学力検査にも相関あるとのことである。

 最近は、インターネット、携帯電話、ビデオ、テレビと、まさに「ディスプレイ依存症」の状況にあり、これではコミュニケーション能力は育たない。こうした中、先生のノイローゼも増加し、体罰も増加している状況にある。

 陰山氏は、学力向上は子供を元気にすることと捉え、次の点を推奨している。
@早寝・早起き・朝ご飯。(就寝;9時半、起床;6時)
ATVは1時間以内。その分、家族の会話や読書に充てる。音読の有効性の本があるが、会話(対話)はこれに負けず劣らず脳を活性化するとのことである。

 土堂小学校では、明らかに学力が向上してきている。
国語:59.5点(昨年53.9点、一昨年50点)
算数:59.7点(昨年52.9点、一昨年50点)
知能テストは110点であった。

 早起きは三文の得というが、挨拶の声が大きくなり、活発に遊び(体力向上)、コミュニケーション能力向上(精神力向上)し、ひいては人間関係の安定に繋がる。

 脳は筋肉に近く、鍛えると強くなる。脳のトレーニングとして、読み・書き・計算(15分/ユニット×3ユニット/日×3回/週)を、ウエイトトレーニングの如く実施している。
学力再生は学校再生と思い活動している。

【所感】
 面接が苦手でコミュニケーション能力不足の問題も、この辺に根っ子が有りそうだ。
フリーターやニート増加は一つの現象であるが、この年代の子供を取り巻く環境を変えないと事態は好転しないのではないか?
 既に大人になってしまった人をどうするかだが、案外@Aは大人にも効果が有るのではないかと思われる。

by大抜擢

画像 ( )
2004.12.15

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