年だからでなく年がいもなく
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術後一年まであと2ヶ月
昨年の5月に膵臓がんの手術をしました
昨日は大学病院の月一度の外来診察日でした
午前中仕事終えてから駆けつけました
主治医は午前中で切りあげて不在、代診のドクターが診てくれました
先月撮ったCTの結果は転移の徴候は見られず、当日の採血結果からも腫瘍マーカー異常なし、血糖値の傾向値はダウン、腹部の触診も異常なし
終わって代診のドクターとの会話
「膵臓がんの手術をした患者は、大概落ち込んでしまって暫くは後遺症がでるのですが、長山さんは全くその徴候はみられませんね」
「はい、おかげさまで仕事も続けていますし、プールやスキーにも行っております。映画など好きなことがんがんやっております」
「え!スキーに行っているんですか、がんになった人は精神的にまいってしまってスキーになんかいけないんですが・・・。珍しいがん患者ですね」
「はい、膵臓がんといわれたときは、ああもうだめか!−と思ったりしましたが、がんは自分で作った病気だから自分で治してみたいと思ってマイペースでやっております」
「具体的にはどうやっているのでしょうか?」
「目の前にある、やりたいことに集中すること、あとは玄米菜食と運動です。残された時間を充実感のある時間にするために毎日毎日を大切にして暮らすことを心がけています」
「そうですか、いいですね。ドクターとしても心強いし、嬉しいお話です。最近は長山さんのようなお考えの患者が増えてきましたが、まだまだ少数です。是非今後ともそのお考えと行動力で頑張ってください。まずは術後1年の関門をクリアーすることですね!」
「はいありがとうございます。心身ともにマイペースを継続して5年生存の壁を乗り越え、東北大学肝胆膵外科の治癒成績に貢献させていただきます(ちょっとヨイショ)」
私で外来患者が終わりでしたのでドクターもゆっくりと話す時間を持てたのでしょうか
ドクターの立場、患者の立場からお互いにいろいろとお話し合いができました
傾聴のできる謙虚なドクターでした
ピンチヒッターでしたが、良きドクターでした。出会えて幸せでした
カウンセリングの業界用語的な言葉に『「内なる声」に耳を傾ける』というのがありますが、自分の「内なる心の声」だけでなく「身体、特に臓器の内なる声」に耳を傾けながら、マイペースでやっていきたいものです
まずは術後1年をクリアーします
2008.03.04:
choro
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