年だからでなく年がいもなく

年だからでなく年がいもなく
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前宣伝の多かった映画でした
ご存知のとおり山田洋二監督の作品です

時代背景は昭和15年から始まり、戦時、そしてラストは現代で終わります
テーマは昭和の母親像がメインでしょうか
昭和の母親の強さを描ききっています
昨今、だめ日本が取り上げられる反面、昭和の良さ、強さがとりあげられます
昭和の強さは、母親の強さといってもいいのかもしれません

そんな母親像を吉永小百合が迫真の演技で演じております
監督が指名しただけあって、彼女の内面的なものを秘めた、彼女ならではの演技かと思います
夫の教え子役の浅野忠信も好演でしたし二人の子役も印象に残る演技をしていました

映画がスタートした昭和15年というのは私が生まれた年です
家の間取りや室内の調度品、町の様子など昔を思い出させる懐かしい情景の連続でした
映画を観ながら私の思いでも走馬灯のように巡りました

いい映画でしたが、私には同じ監督の作品「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」「武士の一分」などのほうが印象が強かったように思えます
単なる好みの問題かもしれません

2008.02.23:choro:count(1,075):[メモ/映画]
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