年だからでなく年がいもなく

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○ 2007年4月 労働政策研究・研修機構より発表
「社内公募制など従業員の自発性を尊重する配置施策に関する調査」結果
○ 調査の目的
近年、成果主義の浸透を背景として従業員の個別管理の傾向が高まり、社内公募
制 の導入など、従業員の自発性や自主選択を尊重する配置施策を取り入れる企
業 が 増加している。今回の調査はこのような配置施策の導入および運用の実態
を把握することを目的としている
○ 対象
東京証券取引所に上場する全企業
業種別内訳 ― 製造業50.3% 卸売・小売業15.6% 建設業7.5% 運輸業
4.8%
規模別内訳 ― 従業員1千以上5千未満 38.1% 3百人以上1千未満 28.6%
○ 期間
2006年11月〜12月
(1) 社風(複数回答・上位4位まで)
  1位:従業員が最も重要な資源と位置づけ、人材育成を特に重視している60.5%
  2位:職務上のチャレンジを将来している              49.0%
  3位:チームやグループでの職務遂行や強調関係を特に重視している  48.3%
  4位:経営に関する情報も従業員に対しオープンにして、情報の風通しがよい  46.3%

(2)キャリア形成支援施策(複数回答・上位5位まで)
  1位:目標管理制度による今後の目標設定とそのフォロー    73.5%
  2位:今後の人事異動に関する自己申告制度    59.9%
  3位:キャリアに関する直属上司との定期的な面談 49.7%
  4位:今後のキャリア開発のための集合研修   39.5%
  5位:能力やコンピテンシー向上のための訓練・研          38.1%

(3)社内公募制の導入理由(複数回答)
  1位:従業員の自発的なキャリア形成支援              90.2%
  2位:従業員の意欲を高める                    82.4%
  3位:新規プロジェクト・事業の運営・導入             58.8%

(4)応募者の要件
  1位:正規従業員                         74.5%
  2位:入社後の勤続年数                      41.2%
  3位:現部署での勤続年数                     27.5%
  4位:特定の職位                         27.5%
  5位:年齢                            25.5%


(5)社内公募制の運用評価
   1)うまくいっている                      4.0%    
   2)まあまあうまくいている                  58.0%  
   3)どちらともいえない                    20.0%
   4)あまりうまくいっていない                 10.0%
   5)うまくいっていない                     6.0%       

 ●まとめ
○企業の配置施策に社内公募制が急増している
○社内公募制の運用に関する問題点
1:現状から逃避するための安易な異動希望がみられる         45.1%
2:優秀な従業員の流出により、引き抜かれた部署・部門内における
  モラールダウンが生じる                     39.2%
3:社内公募によって抜けた部署・部門の人員の補充がうまくいかない  39.2%
4:現場の上司が優秀な従業員を抱え込む               29.4%
5:上司に気兼ねして従業員が応募しにくい雰囲気がある        27.5%
○運用がうまくいっている企業の半数で社内で相談の機会が設けられている
○相談対応者は「人事部門」が60%で最多。次いで「直属の上司」が40%
社内のキャリアコンサルタントが20%である

2007.06.15:choro:count(1,438):[メモ/キャリア]
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