年だからでなく年がいもなく
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ミュージカル「マンマ・ミーア!」
今回の入院でも女房にはお世話になった
感謝の気持ちを伝えたいと思い、仙台で公開されている劇団四季の「マンマ・ミーア」へ招待することにした
S席(9800円)の当日券を電話で申し込んだ
会場の東京エレクトロンホールへ行ってみると平日の13:30からの開演にもかかわらず満員
中高年齢の女性客が多く、2階3階は高校生の団体が占めている
席は前から9列目の真ん中で好きな席である
「マンマ・ミーア」はメレル・ストリーブ主演で大ヒットした映画でまだ記憶に新しい
エーゲ海のある島でオーナーとして女手1人で娘を育てた母親(ドナ)
その娘(ソフィー)が20歳で結婚式を迎えにあたり母親の日記の盗み読みをして自分の父親候補が3人いることを知った
その3人に娘は母親に内証で案内状をだす
案内状を貰った島に現れる父親候補3人、ドナが招いた昔のバンド仲間でもある親友2人、
それに娘の親友2人
それらの人々に娘の結婚相手(スカイ)と島の若者たちが加わっての笑いと、感動と、驚きの上質なミュージカルになっている
映画を観ていなくても、構成がきちんとしており、セリフが聞きとりやすいので話の流れは理解できる
映画と違って場面構成がシンプルになっているので歌や踊りの印象がより強くなる
映画で紹介されてなじみになったABBAのヒットソング22曲が歌われる
ソフィが歌う「夢がある」からスタートし次から次へと素晴らしい歌と踊りが繰り広げられる
ドナ目の前に現れた3人の恋人の前で歌う「マンマ・ミーア」、ドナが2人の親友と歌う「ダンシング・クイーン」など感動的であるが、特に印象に残ったのは、ドナがかっての恋人に向かって歌った「もう話すことはにないの。あなたは私に残して去って行ったのよ」と切々と歌いあげる「勝者が全てを」である
途中20分の休憩をはさんで3時間近くにわたる上演であったが最初から最後まで楽しく観られるミュージカルである
衣装も目まぐるしく変わり、奇抜な衣装もあって艶やかで心うきうきする
その衣装を着ての歌と踊りなので自分の体がムズムズしてくる
舞台装置もシンプルで明るくていい
最後にアンコールカーテンが開くと全員揃っての歌と踊りが始まる
歌と踊りが始まると前列から7番列目くらいまでの観客が突然に立ち上がり、スタンディングオべーションを始める
その手にはペンライトがあり、歌に呼応しながらペンライトを一斉に振りだす
後ろのお客さんは見えないので立ち上がると次から次と立ち上がり、手拍子をしだす
3曲続けて歌と踊りが繰り広げられるがホール全体が1体感を持って盛り上がる
今までのミュージカル観劇には味わえなかった最高の盛り上がり気分である
家族愛や人の絆などについてもちょっぴり考えさせられる
親子3代の家族がそろって一緒に観られるミュージカル
大きな感動と不思議な幸福感に包まれるミュージカルである
幸せ感と若がえった気持ちを持ちながら2人で定禅寺通りのケヤキ並木を散歩してみた
いい1日であった
2010.11.10:
choro
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