年だからでなく年がいもなく

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主催 宮城県職業能力開発協会、 宮城産業保険推進センター
 受講対象者は地元中小企業の総務、人事関係者

今回は希望者が多く、定員の100人をオーバーしての申し込みがあったので、100人で打ち切ったそうである

午前中は
1: 宮城県沖地震再来に備えた事業継続計画の策定と危機管理について
2:創造経営を目指して「枯渇するアイデアを社員のやる気とともに引き出すには」
と題する2つの講義が行われた

午後からは下記の2つのテーマの講義で、午後からの参加にさせてもらった

3:「メンタルヘルス問題はどの職場でも起きている!」    13:30〜14:50
      宮城産業保険推進センター メンタルヘルス対策相談員 佐藤 祥子

4:事業場における労働者の心づくり「心の病で休職した社員の職場復帰のために」
                             15:00〜16:20
               宮城産業保険推進センター 促進員 逸見 慎一

職場における心の病の問題は、自殺者の問題とからんで重要視されてきている
社会情勢が厳しさを増す中で、職場におけるうつの患者が増加して個人の精神的健康の問題だけでなく企業の経営の問題として捉えなければいけない状況になってきている

働く人の心の健康の問題については個人だけでなく、企業と社会との関連において取り組んでいかなければいけない課題である

そういうなかで、中小企業の総務人事関係の実務者を対象としての「職場における心の健康問題」を取り上げたことは時機を得た企画であり、その成果は期待される

「メンタルヘルス問題はどの職場でも起きている!」は実際の現場での対応から下記のようにまとめて話を進めた
「職場のメンタルヘルスの対象」「職場でのよい適応」「望ましい職場」「明るい職場の診断チェック」「利潤追求」「事例1〜3」

現場からの発信なので具体的で分かりやすい
今回参加している実務者レベルには参考になったと思われるが、実際の経営の現場での見方や対応の仕方については触れられていない
現場へ帰ったあとの参加者の宿題となる

「心の病で休職した社員の職場復帰のために」は「職場復帰支援」に重点をおいて話を進めた
そのためには
「メンタルヘルス対策の基本的考え方」「メンタルヘルス対策の予防と流れ」「第3次予防における職場復帰支援の体制を整える」

国として取り組んでいる基本的対策の内容を理解させ、最後の「職場復帰支援の手引きのステップ別にみた関係者の役割」で5つのステップごとに具体的に説明があって分かりやすかった

うつになった従業員が職場復帰するという際はいろいろな問題が付きまとう
特に主治医との関係つくりは重要になる
復帰者を迎え入れる企業風土や直属上司や同僚の意識も重要である

終わったあと受けつけた質問も現場で困窮している悩ましい事例対応が多く、参加者にとっては有意義なセミナーになったと思う

昔と違って働く人の心のタフネスさは低下してきているうえに、労働条件は過酷さをましてきている

職場で働く人々の心の病の問題については各人が真剣に取りくむと同時に、企業として、社会としても早急に対策を強化していく必要がある

そういう意味で今回のセミナーは大変参考になった



2010.02.20:choro:count(2,247):[メモ/メンタル]
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▼コメントはこちら 勉強会でも飲み会でもいいですから、皆さんでお話あいしてみたいですね 面白い意見が出てきそうです

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