年だからでなく年がいもなく
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映画「イングロリアスバスターズ」
斬新でショッキングな映像を提供してくれるクエンティンタランティーノ監督の作品ということで観にいった
期待に違わずに面白い映画
冒頭から行き詰るようなシーン
フランスの片田舎にユダヤ人をかくまっている農夫の家にナチスの将校が訪ねる
農夫の地下室に隠れていたユダヤ人は虐殺されるが女子一人が逃げ延びる
その子は後に舞台となる映画館の経営者となっている
場面は切り替わって、ユダヤ人で結成されたアメリカ特殊部隊がドイツ兵を虐殺して頭の皮を剥ぐシーン
ブラッド・ピッドが扮する特殊部隊の中尉がもう一人の主人公となり、ヒットラー等の暗殺のために仲間を引き連れて映画館に乗り込む
最後の場面は映画上映会に出席したヒットラーはじめ皆殺されてしまうというストーリー
であるが、実はそのあとにまた大逆転が待っている
R-15指定映画なので戦争映画につきものの虐殺や残酷描写かと思ったがそれほどのことはない
ナチスの兵隊の頭の皮を剥ぐシーンや女性を絞め殺す場面、そしてやたら派手にドンパチの殺しの場面が数多くでるが、不思議と眼をそむけたくなくなるような絵にはなっていない
あんまり次から次へと派手にやらかすので現実味が少なくなってしまうのか
大人の戦争漫画映画のよう感じ
ブラピーらしい女子高生たちやうちの女房が平然として観ていたのだから間違いない
タランティーノ監督の作品についてはばかばかしいという評と面白いという評に分かれる
嫌いだという人と好きだという人も分かれる
私はいつも「面白い」と思う派である
映画は面白くなければいけないという点でこの映画を評価すればもちろん合格
脚本がしっかりしている
観客を退屈させずに面白がらせる技を駆使している映画
音楽、音響もいい
年取ってくると頭が固くなってきているせいか、少しくらいショッキングな映画のほうがいい
ストーリーも単純なものがいい
ドラマチックなものや漫画チックなものが分かりやすく疲れなくていい
上映時間2時間半という長さであるが、全く退屈はしなかった
熟年夫婦は爽快な気分で帰ったのであった
2009.12.17:
choro
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