年だからでなく年がいもなく
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つかの間の一人暮らし
女房が友達と連れ立って2泊3日の○○旅行に出かけた
5月以来ひさびさの一人暮らしである
起床、食事、外出など、マイペースでできる
時間がゆっくりとながれるような感じ
ちょっぴり開放感のようなものも味わえる
定年後の二人暮らしは8年目を迎えているが、食事とテレビ以外は別々の行動を取るようにしている
食事が済むと、2階の仕事場に入って引きこもる
「あなたの存在そのものがストレス」という奥様方の声無き声を聴く
仕事場でやることもあるが、できるだけ我が身をさらさないように心がけているつもり
そんな暮らしをしているのに、女房がいないからといってちょっぴりではあるが開放感を感じるのはなぜだろうか
やはりこの年になってもお互いを意識して暮らしているということだろうか
年をとるにつれて意識するようになってきているのかもしれない
旦那がほっとするくらいであるから、女房はどれほどほっとすることだろう
たまには旦那と同じ空気を吸うのではなく違った空気を吸うのもいいことだろう
○○の空気を満喫してきてほしい
といいながら、少しの不便さと妙な寂しさも感じる
高齢者夫婦にとっては、近い将来一人暮らしになることを想定しなければならない
もう身近に一人暮らしの友人知人が沢山いる
どんな思いで暮らしているのだろうかと思いを馳せる
がんを患っていることや、平均寿命のことを考えると、旦那である自分のほうが間違いなく先に逝ってしまう
残された女房はどんな思いで暮らすのだろう
女房に先立たれた旦那は元気を無くすが、旦那に先立たれた女房は元気になるという
女房は元気になるだろうか
元気になるに違いない
元気になってくれたほうがいい
女房が居ないつかの間の一人暮らしは老後の一人暮らしについて考えてしまう
2009.11.27:
choro
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