年だからでなく年がいもなく

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予告編を観て、必ず観ようと思っていた映画
ストリーもさることながら、初めて母親役をやるキャメロン・ディアスとリトル・ミス・サンシャインで名演技を見せてくれたアビゲイル・ブレスリンが出演するのも楽しみであった

ストーリー
白血病の姉に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって生まれた11歳の妹が、ある日突然に「自分の体のことは自分で決める」と臓器提供を強いる両親を相手に訴訟を起こす。姉の命を救うことに14年かけて闘っている母親には妹の考え方ややり方が全く理解できないまま、裁判になってしまう

妹が訴訟に持ち込んだ裏には姉の深くて大きな家族への愛と、自分なりの死生観があったのだ
妹の勇気と母親のエゴ的ともいえる愛情がぶつかり合って、家族は崩壊寸前になるのだが・・・

アメリカのベストセラーの小説の映画化だそうだが、脚本が出来すぎているといっていいくらいよく出来ている

家族とはなにか、愛情とはなにか、生きるとはなにか、死ぬこととはどういうことなのか、などについて問いかけ、そして語ってくれる
母親の死を前にしての姉とドナー役の妹への愛情を問い詰めていくストーリーは残酷な感じすらする

白血病もがんであるが、すい臓がんを患っている自分として、「死は怖いか、死んだらどこへ行くのか」という姉のセリフや気持ちの揺れは身近に感じられる
姉の恋人の「がんになったから君に会えた」というセリフも納得がいく

姉の死という暗いテーマの物語ではあるが不思議と明るさと希望と、すがすがしさを感じることができる

母親役のキャメロンも妹役のアビゲイルビも期待通りの演技であった
姉役のソフィア・ヴァジリーヴァ、そして父親の存在感も印象に残る

女房は途中からハンカチ握り締めながらの観賞であったが、気がついてみたらお客のほとんどが女性であった


2009.10.31:choro:count(1,494):[メモ/映画]
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