年だからでなく年がいもなく

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2年前の5月1日、膵臓がんの手術をした
膵臓がんは厄介ながんで、再発率も高く、転移を覚悟しながら生きていかなければならないと言われている
5年生存率も20%以下である
術後2年目の日を迎えて、マラソンの有森さんではないが、自分を誉めてやりたい気持ちがする
今生きている幸せをかみ締めながら、よく頑張っているなー、もう少し頑張っていこう・・・と


午後1時の手術開始予定が、前の手術がキャンセルになったとかで、急に変更されて9時からとなった
女房はあわててはせ参じて間に合わせたが、息子達2人が駆けつけたのは10時過ぎ
オヤジは手術の最中で夢の中であった
手術は7時間にわたった

術後は体力と気力があったお陰で、高齢者としては記録的な快復だった(と主治医に言ってもらった)
お陰でまだ完治していないというのに14日で退院させられた

術後6ヶ月間抗癌剤服用した
抗癌剤につきものの副作用を覚悟しながら服用したが、なぜかしら全く副作用なし

その後は毎月1回検診と3ヶ月に1回のCT検査
術後1年を過ぎて昨年の8月のCT検査で転移の疑いを指摘され、9月に受けたMRIでも「再発の疑いがあり」書きこまれていたのが、最後に受けたPET検査ではその陰が消えていた
さらに念のためということで11月造影剤を注入してのエコー検査をしたが「陰は見えない」という主治医の一言
たまたま陰が消えてくれたのかもしれないが、ひょっとしたら毎日の生活の仕方が陰を消してくれたのではないか、という思いも抱くようになった

「がん=死ではない」「がんは自分で作ったのだから自分で治せる」と言う思いで毎日生活しているつもりである
食事は玄米菜食にし、自分で選んだサプリメントも服用し続けている 
それに最近では野菜ジュースを加えている
運動は毎朝1時間のウオーキングと週3回以上のスイミングである
仕事は減らしたが、がんのことを考えないようにするために若干残した
凡事徹底で自分なりに黙々と諸事をこなしているつもり
淡々とがんと付き合っているつもり

あとは再発したじに考えて、やり直していけばいい

がんになって今まで考えないようなことを考えるようになった
今まで感じていなかった美しさや生きる喜びなどを感じとれるようになった気がする
膵臓がんの手術をした後の2年間で命に限りがあること、残された時間の大切さを感じるようになった

これからは自分なりのやりがいを求めて自分に正直に生きていきたい
女房はじめ家族との関わり方もさらに大事にしていきたい
がんになって、がんになる前よりもいい人生を送れるように生きてみようと思っている



2009.05.01:choro:count(1,695):[メモ/健康]
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▼コメントはこちら 勉強会でも飲み会でもいいですから、皆さんでお話あいしてみたいですね 面白い意見が出てきそうです

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