年だからでなく年がいもなく

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「ノーカントリー」でアカデミー賞作品賞を受賞したコーエン兄弟の監督作品ということで期待を持って観にいきました
出演者はブラッド・ピットはじめ監督の奥さんでもあるフランシス・マクドーマンドなど、トップクラス5人が出揃っていることや、予告編でブラッド・ピッドのぼけ役が印象に残っていたこともありました

観た感想は期待はずれ、ということです

コーエン兄弟の作品は独特の作風を持っている作品が多く、映画好きの人にとっては魅力を感じますが、普通に楽しんだり、感動したいと思って観にいく人にとっては、少し匂いや味が合わないという作品もあるような気がします

この作品も奇抜なストーリー展開や、下ネタ含みのお笑いを誘うセリフ、テンポの軽さ、などコーエン兄弟的な作品になってしまっているように思われます

クスクス笑いましたが大爆笑はありませんでした
脚本の絡み合いと早い展開に、熟年者がついていくにはきつい、という感じでした

俳優も見慣れたトップスターたちですが、脚本のせいでしょうか、熱演ににもかかわらずあまり印象に残りません
プラッド・ピットのフィットネス従業員のぼけ役が妙に印象に残りますが・・・

ストーリーはアル中で首になったCIA職員の所持していたCDを巡ってのどたばた的な展開です
不倫夫婦のからみと、CDをロシアに売ろうとするフィットネス従業員の全身整形願望のおばさんに、ぼけ従業員のどたばたがからんでいます
本当に複雑なからみですので、観ながら頭の中を整理しながら観るというのは熟年者には無理がありそう

ということで、玄人筋にはお薦めできますが、熟年者には・・?です

CIAを揶揄するようなセリフがぼんぼんでてきますが、最後のCIA−MANの歌は印象に残りました
最後の歌がよかったので救われた感じ
気持ちよく女房と帰りました


2009.04.28:choro:count(1,208):[メモ/映画]
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