年だからでなく年がいもなく

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クリント・イーストウッドの作品ということで期待して観にいった
期待通りの映画であった
面白かった。心臓をバクバクさせながら2時間半観続けた
イーストウッド、ブルーといわれる落ち着いた色調や監督自身が手がける音楽も良かったが、衝撃的な事件を淡々と描いた演出に感動した

ストーリーは1925年にロスアンゼルスで実際に起きた事件を物語としている
子供を誘拐された母親に、ロス市警はチェンジリング(替え玉)を押し付ける。自分の子供ではないと主張する母親を精神病院に押し込める。当時のロス市警は無能であり汚職にまみれて市民と対決していたのである。画面は子供殺しの奇猟事件に移っていって、誘拐された子供はその餌食となってしまったという流れ。その奇猟事件の犯人は逮捕され絞首刑になる
次から次と事件が展開されるので、何が映画のテーマなのかわからなくなる
母親は警察とやりあうし、奇猟事件の犯人とも対決するが、最後まで子供の生存を信じ、子供を取り返すことに自分の軸を置いて振舞う
メインテーマは子を思う母親の強さではないかと思う
この映画で初めて絞首刑の全体が写されたのを観た。死刑囚が痙攣しながら息絶える画面がしっかりと映し出される
その情景を母親は目をそらさずにじっと見つめる
最後の字幕に「母親は息子の生存を信じ希望を失わずに生きた」と映し出された。救いのエンデングとなった

なおこの映画は実話に基づいて脚色したのではなく、実話そのものをストーリー化したそうである


2009.02.28:choro:count(1,205):[メモ/映画]
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▼コメントはこちら 勉強会でも飲み会でもいいですから、皆さんでお話あいしてみたいですね 面白い意見が出てきそうです

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