年だからでなく年がいもなく
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短大生のキャリアカウンセリング
土、日に○○短大の学生(1年生)のキャリアカウンセリングを行ってきた
対象となった総人員は51名(男性29名女性22名)
カウンセラーの人数が10名で土曜日に3名日曜日に2名という割合で実施
事前にアセスメント(査定)としてクレペリン検査など2種類を実施し、その結果を各人が持参
その他、中学、高校の簡単な経歴と、今回のカウンセリングで取り上げてもらいたいテーマ(主訴)を記入して持参
面談スタートはその結果表と主訴記入表から入っていった
就職市場の厳しさを感じているのか、学生は熱心であった
まだ始まったばかりなので温度差はあるが、自分の力で何とか就職しようという意欲は伝わってくる
各人の主訴についての話を終わらせたあと人生観、価値観、仕事観について話を持っていってみた
「なぜ就職するの?」「あなたにとって仕事って何?」「今何を大事にして生きているの?」などなど
学生は突然の予想外の質問に戸惑いながらも懸命に考えて答えようとしてくれる
「仕事をして生活費を稼ぎたいのです」・・・・あとが続かない
「そうだよね、それだけ?・・・」会話がキレる
じーと待っていると「仕事を通して自分が大きくなりたい」とか「やりがいを感じたい」という答えがとつとつであるが自分の言葉ででてくる
「そうだよね!これからの就職活動のなかにその思い、考え方を忘れずに生かしていくといいんだけど」
私たちの世代はもの重視の時代であったから、仕事はいい生活をするためと割り切ってやってこれた
だから仕事観など持たなくてもやってこれた、やってきてしまった
その結果、親世代が「生きる上での自分の価値観」を子供に何も伝えてこなかったのではなかろうか
そのせいか、私たちの子供が今親になってきて、自分の子供たちに生きるうえでの価値観を教えるどころか、自分の価値観を押し付けようとする傾向があるといわれている
いわゆる「カーナビ親」と称せられる親達である
子供の進む先を先回りして教えるのは、自分らしく生きるためのものでなく、どこの大学、どこの業界がいいかといった処世に絡むことばかり
最近は企業の会社説明会に親が出てくるとか
親は子供がベンチャーなどに走らないようにコントロールするのだそうです
そういう親は既存の大手の企業にとってはいい人材を囲い込むのに便利ということで、親向けの会社案内を作っている会社もあるとか
親の言いなりで入ってくる人材が、その企業にとって本当にいい人材なのか疑問に思うが、今のところ採用後の歩留まりはいいそうである
今回のカウンセリングで一般的な傾向として地元志向が強いことがわかった
なぜ地元か?という問いに対しては、地元が生活しやすいからとか親のためという予想されるような返事が返ってくる
そんななか県外志向で求職活動をしている女性がHPで求職先を見つけ、自力でエントリーしていた
彼女はHPにあった社長の「夢を持てる人来たれ」と言うフレーズに惹かれてその会社を応募すると力強く話してくれた
東京で行われる会社説明会にも1人で行くとか
私の人生観、仕事観などの直球質問にも彼女は彼女らしく明るく明快に答えてくれた
私も勇気と元気を貰った
2009.01.19:
choro
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