年だからでなく年がいもなく

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EBMとNBM

著者は「ガンを超える生き方」の最後の方で「物語に基づく医療」について下記のように述べています

EBM 〜 エビデンス・ベースド・メディシン「科学的根拠のある医療」
      医学における根拠(エビデンス)は統計学的な根拠でしかない
      非科学的との表現は、科学的正しさ(統計学的正しさ)を示す根
拠が曖昧である
      ことで、“正しくない”“意味はない”といっているわけではな


NBM 〜 ナラティブ・ベースド・メディシン
      直訳すれば「物語に基づく医療」
      物語を理解して、そこから治療をスタートさせる考え方

      特徴
      1:患者さんの語る病の体験に耳を傾け尊重する
      2:科学的な説明だけが患者にとって唯一の真実ではない
      3:患者の語る物語を共有し、そこから新しい物語が創造される
ことを期待する

      患者が語る大いに語るべき物語
      1:その病気の始まり
      2:その原因と思う事柄
      3:その病気によって起こった問題
      4:どのような治療がいいと思っているか
      5:今の状態で自分がもっとも恐れていること

著者の長年の経験からいえば、ガンが治ったと言う現象を起こすのは、患者側の要素がもっとも大きいと考えている

どんな治療にしろ、治療を受けるだけでは、ガンとりわけ進行ガンは治らないとさえ断言できる

なぜガンになったのかー自分の物語として語ることから治療法は見えてくるはずです
EBMでは捉えられないガンの内側も見えてきます

▲著者が述べているような「物語に基づいた医療」が行われることを期待したいものです。特にガンという病気についてはその期待が大きいと思います
でも実際は全く期待できないという状態ではないでしょうか

▲14日の新聞に次のような記事が載っていました
「望ましい死巡り溝」(東大調査)と言う見出しで、「最後まで病気と闘うこと」ということに関して、最後まで病気と闘うことは重要と答えたのが患者側81%に対して医者側は19%しかなかったということです
同じように「やるだけの治療はしたと思えること」が重要という回答も、患者の92%に対して、医師は51%しかなかった、ということでした

▲医療側と患者側の意識の違いがはっきりと出ています。医者は20%しか効果ないという抗癌剤を使用して効果が無ければそれで治療打ち切りということです。これがEBMがよりどころのガン治療に関しての医者の現実の姿なのです

▲ガンの患者は、ガン以外の病気に関わる医師像で、医師を頼りにしますがその期待に応えようとする医師はまだ少数のようです。過大な期待は持たないことです

▲患者は自らの物語を自分で語り、自分で聞きながら自助努力治療をしていく必要があるのでしょう
うまくいけば患者同士が集まってお互いに話を語り合えればいいのです
そんな仲間作りもガンを治す方法としては必要になります

▲「物語に基づいた医療」を真剣に取り組んでくれる医者の数が増えていくことを期待しながら、自助努力で頑張っていけばいいのです




2009.01.16:choro:count(1,405):[メモ/健康]
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▼コメントはこちら 勉強会でも飲み会でもいいですから、皆さんでお話あいしてみたいですね 面白い意見が出てきそうです

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