年だからでなく年がいもなく
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映画「ブーリン家の姉妹」
予告編で観た時から絶対見ようと決めていた映画です
時は16世紀。舞台はイングランド。貧しい貴族であるブーリン家には2人の姉妹がお
りました
妹メアリー(スカーレット・ヨハンソン)は姉よりも早く、裕福な商人と結婚
しました。そんなある日、国王ヘンリー8世がブーリン家に泊まることになりました。ブ
ーリン家の当主と叔父は、一族の繁栄のために、王に姉アン(ナタリー・ポートマ
ン)を差し出そうとして工作します。しかし当日王が選んだのは姉ではなくて妹メ
アリーだったのです。それによってブーリン家一族は宮廷に住むようになりま
すが、姉アンは妹メアリーを許せなくなりました
ここから一族の悲劇が始まるのです
王を巡っての姉妹の嫉妬がらみの争い、家族内の争いが泥沼にはまっていきます
人間というのはおろかな動物であるということを見せ付けられます
なんで権力者は権力を握るとスケベオヤジになってしまうのでしょう。日本にも居
ましたよね。秀吉と茶々の物語
欲に目がくらみ自らの出世と一族の繁栄を願いすぎて破滅の道をたどる貧乏貴族の
哀れさ、父親の愚かさ、母親の弱さ
歴史モノではありますが結構心理描写も入っていて見ごたえがあります
脚色しているそうですが、姉アンが生んだエリザベスという女の子がイギリスの王
室を継いでいく話や、キリスト教の歴史的なことも織り込まれています。歴史モノ
としてみても見ごたえがあります
宮殿のなかの情景がどっしりと描かれていますが、当時の貴族の衣装にも目を見張
らせられました
色彩もあでやかです
私にとってのこの映画の見所はスカーレット・ヨハンソンとナタリー・ポートマン
の熱演です
特にナタリー・ポートマンの演技には感動しました
ナタリー・ポートマンは「宮廷画ゴヤは見た」のヒロインを演じていましたし、ス
カーレット・ヨハンソンは「私がクマにキレた理由」のサニーを演じていました
スカーレット・ヨハンソンはジジーキラーといわれているそうですが、この映画で
はキングキラー役でした(結局は捨てられてしまいますが)
テンポがよくて2時間があっという間に過ぎていきます
ドルビー効果が活かされていて、DVDでは味わえない臨場感も味わえます
観てよかったと思えた映画でした
2008.11.04:
choro
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もののあわれ
二大若手女優の競演を楽しめました。
どろどろの愛憎劇と思いきや、底辺にはちゃんと愛があって観た後に不快な感はありませんでした。
身の丈は大事ですね。微妙なバランスが崩れた時、全てが崩壊していくあり様にはドキドキしました。
たまにはゴージャスな宮廷ものも重厚感があって目の保養にいいですね。
退屈することなく最後まで惹き込まれた作品でした。
2008.11.09:ひだまり:
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