年だからでなく年がいもなく
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映画「ザ・マジックアワー」
脚本・監督三谷幸喜 前作「THE有頂天ホテル」以来の作品です
三谷幸喜ワールドのオリジナル・コメディ作品、エンターメイント作品であり楽しく鑑賞できました
ストーリーは売れない役者が知らないうちに“伝説の殺し屋”になってしまうという,漫画的なものですが、それはそれで楽しめました
舞台となる小さな港町はスタジオに丸ごと作られた架空の町
舞台セットのような味わいがあっていい
そのセットの街を舞台にして三谷流のコメディ的なストーリーが緻密に展開されます
毎度のことながらいつの間にか三谷幸喜の世界に引きずり込まれていきます
映画の入りかたと終わり方が三谷らしくしゃれていて印象に残ります
キャステングも三谷映画の常連さんたちによる豪華で絶妙なキャステング
今回はなんといっても佐藤浩市の三枚目のギャング役が面白い
ということで、今回も結構楽しませてももらいましたが以前の作品の延長のような気がしないでもありません
終了間際になるとちょっとくどさも感じたりして
三谷幸喜のエンターテイメント性、独創性にはまだまだ発揮されていない部分が潜んでいるような気がしております
次回の作品を愉しみにし、三谷幸喜が新たな独自の世界を見せてくれることを期待します
映画の題名となった「マジック・アワー」というのは映画の専門用語で、夕暮れのほんの一瞬の時間をいうのだそうです
太陽が地平線の向こうに落ちてから、光が完全になくなるまでのわずかな時間にカメラを回すと、幻想的ないい映像が撮れるといわれています
一日のうちで世界が最も美しく見える瞬間、それが「マジックアワー」だそうです
上映終了が6時20分、買い物して帰る道すがら、ビルの谷間に夕日が見えるという「マジックアワー」に遭遇しました
その日は女房の68回目の誕生日でした
予期せぬ自然からのプレゼントになりました
2008.07.15:
choro
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