年だからでなく年がいもなく
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「ありのままを受け入れる」 佐藤初女さん
佐藤初女さんの講演会が仙台国際センターでありました
演題は「ありのまま受け入れる」です
佐藤初女さんは弘前の岩城山の山麓に「森のイスキア」という建物を建てられ、そこを拠点にされて活動されている方です
映画、「ガイアシンフォニー(地球交響曲)第二番」によって全国的に知られるようになりました
アメリカ国際ソロプチミスト賞など受賞されていますが、食育に関しても関心が高く、「おむすびの祈り」などの著作が多数あります
関心のある方は「佐藤初女」で検索していただければ詳しく知ることができます
今日の会場は1000名くらい入る大会場でしたが、満席で、立って聴講される方もおりました
佐藤さんは1920年生まれですから、私よりも20歳うえで、現在88歳です
その佐藤さんが大聴衆を前にして、ゆっくりとした口調でお話をされる姿に感動いたしました
2年前までは立って話されていましたが、今回は前にして座ってのお話でしたが、舞台を去るときの足取りはしっかりしたものでした
講演のポイントは、まずしっかりと受け止めてください。そこから信頼関係が生まれます。話についての判断はそのあとでいい。というようなことでした
いわゆる「傾聴」ということですが、佐藤さんはそれを毎日の生活の中で実践されています
その事例を沢山お持ちで、それを一つずつゆっくりと話されますのでものすごい説得力がありました
お話のなかに一貫して流れることは、小さなことに愛情をこめてきちんとやっていくことが大事、
すべてに思う心が大事ということ
プレゼンしていく時は、あまり力まずに、さりげなく、くどくなく伝えていくこと、
理屈でなく、行動することが大事、というようなことでしょうか
ご本人が体験された重たくて貴重なお話も、さりげなく話されますので、身構えなくてもすっと入ってきてしまうような感じでした
自殺願望の青年が、初女さんが愛情込めて握ったおにぎりで生きる力を取り戻したお話は圧巻でした
たかがおにぎり、されどおにぎり、ですね
最も印象に残ったことは、今は本当に正しいものを、体験を通して掴み取る時代であるという話でした
戦後60余年が過ぎて、正念場を向かえ、我々の真価が問われているという認識からの初女発信です
淡々と話していきますが年輪と人柄を感じさせる何ともいえない味があります
またおおらかなユーモアがあって結構笑いをとります
最後質問に答えるコーナーがありました
10分といいながら、全部の質問に丁寧に愛情を込め、ユーモアを交えて答えておられました
講演よりもこの質問コーナーの方がよかったくらいでした
この辺が佐藤初女フアンを引き付けている魅力の源なのかもしれません
私達の団体(キャリア・ネットワーク)は年一回フォーラムを開催しております
今年は11月29日に戦後復興記念会館で開催いたします
講師が佐藤初女さんです
2008.07.12:
choro
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