年だからでなく年がいもなく
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かえてゆく勇気―「性同一性障害」の私から
上川 あや著 (岩波新書)
5月に上川さんが演者としてお見えになった講演会『「性同一性障害を越えて」−強くしなやかな私になる』に出席した際に購入していました
千歳へ向かう機内で読み始め、札幌へ着くまでに一気に読み終えてしまいました
非常に読みやすい文章です
奇をてらわずに淡々と筆を進めています
構成も
第一章 「私の戸籍は男性です」− 政治家になった
第二章 私は誰?− 性を見つめて
第三章 性を移行する − 居場所を探して
第四章 性別変更に道を拓く ― 「性同一性障害者特例法をめぐって」
第五章 小さな声、声にならない声 − 当事者のニーズ
第六章 沈黙から発言へ − 「変える方法」
第七章 「フツウ」って何だろう ― 寛容な社会
となっていて、興味関心を引きがちな性そのものに関する記述は少なくされています
半分以上が社会に関わっている姿の描写や、社会に関する視点、提案となっております
政治、行政との関わり方などは、私が携わっている再就職支援という視点からも共感を覚える点がありました
少数者に対する視点も同様です
とはいえやはり性に関する記述には前回の講演会では伺えなかったようなものがありました
性器のことや、手術の内容などについてでした
読み終えてみますと「性同一性障害」のことというよりも上川さんという一人の人間の生き方から受けた感動の方が大きかったような気がします
自分としっかり向き合って生きていく姿に勇気付けられます
札幌から帰ってテレビ番組案内を見ましたら、NHK教育で2日にわたって「性同一性障害」の放映が案内されていました
講演会の時とは違った雰囲気を持っておられた上川あやさんを観ることができました
2008.07.04:
choro
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彼が彼女に…
どこか遠い話と思ってましたが身近にも悩んでいる人がいました。私は彼が彼女になってからしか知りませんが、夫はがっちりとした男性の頃からの知り合いで、次第に変化し、今は完全に女性として振舞うことになかなか理解できなさそう。
先日、突然「私ね、性同一性障害なの」とカミングアウトされ、目が点に。どこに行っても特別視で奇異な目にさらされ、いつもオドオドしていたであろう彼女が宣言するには色々と訳がありそうで。以来、ホルモン療法で肌が荒れたの、とか打ち明けられたり、女性同士の会話が仲良くはずみます。心の準備が役に立ちました。
2008.07.09:ひだまり:
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悩んでいる人は身近にもいるのですよね
ある日本の団体が、無差別に選んだ若者対象に自分の性別の意識に関するアンケートをとったそうです
結果として20%くらいの若者が性別に関して悩んでいるという数値がでたそうです
今表面化している現象は氷山の一角で、水面下では一人悩んでいる
若者が数多くいるということでした
(詳しくは、正しくは、この本にも記載されています)
性別に関して今まで興味本位の表現し、また捉えていたきらいがありますね
もっと深く、広いところから見直していけたらいいですね
また少数者に対する視点と対応の仕方にも考えさせられます
2008.07.10:長朗:
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▼コメントはこちら 勉強会でも飲み会でもいいですから、皆さんでお話あいしてみたいですね 面白い意見が出てきそうです
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