年だからでなく年がいもなく
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キャリア・コンサルタントに必要とされるもの
先日私が所属している団体での勉強会である会員が次のような発言をされました
「私は企業人としての経験が少ないから、いいカウンセリング、いいアドバイスができない」と
産業カウンセラー協会の機関紙「産業カウンセリング」の1月号に渡辺三枝子先生の対談記事が載っています
そこからの抜粋です
○キャリア・コンサルタントになる人というのは自分の今までのキャリアを生かせ
る職業だという位置づけでやっていけるというのです。自分の今までのキャリア
を使ってアドバイスができると。
私はそんな失礼なことがあるかと。あなたの過去の経歴なんかこれから生きる人
の何の役に立つんだといったのです。でもそういう印象を与えてしまっている
○カウンセラーの働き方の特徴はコミュニケーションを通しての仕事ですから、コ
ミュニケーションがとれないとだめですね。一人ひとりが自分の人生の中でぶつ
かる問題を自分で解決して、生き生きと生きていってくれるようなことに関する
「科学的な支援」ができる人、そういうふうに私は思います。自分の体験からで
なくて、きちんと客観的な。それは訂正も可能だし、間違っていたらすぐにやり
直すこともできるという客観的なものですよね。ほかの人も納得がいく、そうい
うような視点で。
○客観的に物事を見る力ですね。そのために理論も必要だし、スキルも必要。カウ
ンセリングというのは占いと違うし、仲良し出会いのグループとも違うのは、非
常に「科学的な目」で事実をきちんととらえるところに成り立っていることだと
思いますね。それは冷たく突き放すとは違う。相手のためを考えるのだから。相
手が言ったことで私自身がどう動いていくか。それを客観的に見て、行動を専門
家として決めなければいけない。そういう訓練をして行く上で理論が必要でしょ
うし、理論勉強も意味があります
※ 「科学的な支援」「科学的な目」のカッコは筆者が付け加えた
2008.06.24:
choro
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