choro note

▼大根

一昨年のことである
仙台で高校の同窓会が開催されたとき、名簿に勤務先ハローワークと書いているTさんの名前を見つけた
仕事でハローワークを訪問した際にTさんに会ってみた

話しているうちに秋田市の同じ町内会の出身であり、現在住んでいるところも拙宅の近くであることが分かった
趣味として近くの名取川流域で畑仕事をしているという話もあった

今年の10月、そのTさんと近くのスーパーでばったり会った
Tさんは突然に「作った野菜あげるから」といいだした
そして「畑に一緒に行こう」と続ける
Tさんの車で畑に案内される

畑に着いたら「ここの一畝あげるから」といいだした
大根2,3本貰うつもりで行ったのに、一畝となれば3,40本の本数になる
こんなに貰って食べきれるだろうかという思いが一瞬頭をよぎる
野菜泥棒と間違われないようにと名札までつけてくれた
写真の前にある白い部分がその名札である

その後女房と何度か採りにいった
お許しを得て大根以外にも白菜やカブやねぎなど持ち帰る
大根は写真のように立派な大根である

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それ以来我が家では大根料理が急に多くなった
大根の千切り一夜漬け、ふろふき大根などが多いが、寒くなって大根干しも作りだした
ふろふき大根は女房の得意料理なので美味しい
毎食食べてもあきない
女房は秋田のナタ漬けを思い出して麴づけのナタ漬け風の促成大根漬けも考案した
食してみるとなかなかいける

市販されていない大根葉は貴重である
昔は葉っぱがついていたのが今では葉っぱつき大根はほとんど見かけない
おかずになるし、乾燥させて風呂に入れる
大根の葉っぱは独特の苦みがあってお美味しい
子供のころ食べた味を思い出す

ガン療法として半身浴があるが、乾燥した大根葉がそれ用に市販されている
乾燥させた大根葉を湯船に入れると体が温まり、額に汗がにじみ出てくる

40本以上あった大根を数回に分けて採りにいったがクリスマスになってもまだ10本くらい残っている
雪も降りだした
年内中には全部採りつくそうということで女房と26日でかけた
白菜も10個ほど持ち帰った
家の倉庫は大根と白菜でいっぱいである

ますます大根料理が増えそうである
29日は息子たちが集まる
大根を沢山いれたおでんが女房の年末レシピに入っている



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