choro note

▼映画「ジプシー・キャラバン」

空き時間を利用して飛び込みで観た映画でした

ジプシーというのはロマの人々を称する言葉と言われています
北インドを発祥の地として1000年あまり各地をさすらい歩き、世界の各地にちりじりになっている民族です

この映画はインド、ルーマニア、マケドニア、スペイン、アメリカ、などからロマの音楽家が集まりアメリカで行った演奏旅行の映像です

演奏のステージ風景、バスで移動中の情景、そして歌姫エスマや長老タラフの歌と演奏などめまぐるしく映像は移ろい行きます
印象に残るのは、演奏家の出身地での生活をドキュメンタリー的に映し出した映像です
スペインのフラメンコ中心の映像もありましたが、主として東欧の貧しい田舎の中での貧しいロマ人の暮らしぶりです
淡々と映し出される映像の中に、虐げられた民族の悲しみや苦しみ、そして民族愛、家族愛を感じました

5、6年前に観たキューバの「ウ“ネビスタ・ソシアルクラブ」を思い出しました
「ウ“ネビスタ・ソシアルクラブ」からは明るさと躍動感を貰い、元気付けられました
ロマの演奏からは、民族としての血の重さ、民族のアイデンティのようなものを感じさせられました
ジプシーという言葉から何をイメージするか

観終わって、「いい映画!」だったといえる映画
いい時間でした


2008.02.14:choro

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